大きくなったら女の子 - 御厨稔 / 【コミックDAYS読み切り】大きくなったら女の子 | コミックDAYS
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正直自分には合わなかった。
「皆が男として生まれるが、体が一定以上大きくなると10人に1人程度女に転換する」
って設定が消化不良で終わってしまった感。
現代社会とは根本的に違う社会的、文化的な構造になるはずなのに、
整合性をあまり考えずキャッチーになるように、現実の要素を取捨選択しているように見えて、違和感や混乱ばかり。
性別が途中で変わるような世界で、「嵐太郎」って名前があるの?それともこの世界では「嵐太郎」は中性的な名前?
「ママに会うからってわざわざ新しい服買ったんだよねー」「女心わかってるわねー」この世界で言う女心って何?
かわいく着飾るのを好むこと?と思ったら後のページでは、「女の子になったら、もうかわいい服が着られなくなってしまう」と言ってて???
自分はどうも「人間が生きている途中で肉体的な性別が変わることが自然現象として存在し、それを認識している社会」という作品が苦手なようだ。
恐らく自分の中に「ジェンダーは生物学的な性差を基盤として成り立っている」という考えがあるからだろう。
現代社会とは根本的に異なる生物学的な性差をもつ主人公に対して、一体どんな社会や人間模様を見せてくれるのだろうと期待する。
しかし中身は上に書いたような矛盾するような社会描写であったり、思春期にありがちな色恋沙汰だったり、現実世界の安易なジェンダー問題の投影だったりしてガッカリする。
「それ〇〇の設定いる?」と不満を言う。
「この要素を入れれば見てくれると思っているんだろう」と邪推する。
こんな感じでこういう系等の作品が苦手なんだろう。
「ボス争いに負けた個体はメス落ちする」っていう異世界レビュアーズの魚人族の方がリアルだな
「リアル」というより「リアリティラインが統一されている」ね。 その作品は見たことないけど、魚人族という完全なフィクションだからこそ、現実の人間にはあり得ない突拍子もない...
そんな世界だったらそもそも男と女の定義とか言語までぜんぜん違うものになるわな
そうそう。 別に「ファルシのルシがコクーンでパージ」みたいな独自言語を作れというわけではなく、 現実の言葉で作品中の世界では使われそうにない言葉を選ぶことで完結した世界観...
名前→名前に対する性別感がない/女性になったら名前を変えるなど 女心→自分にためを思って特別に装ってくれるとうれしい気持ち