■沖縄からのメール

数年前に興味本位で登録してみた大手転職サイト。登録した当初こそ、届くメールの内容をチェックしていたものの、

ここ数年は毎日のように届く勧誘メールをごみ箱に捨てるだけの日々。

そんな中、出張帰りの新幹線でメールをチェックするといつも「増田様に是非お会いしてお話したいと思います！」という定型的なタイトルではなく、

「社長の亀井（仮名）です。沖縄から一緒に世界を変えていきませんか！」というメールが届いた。

社長と沖縄という文言にひかれた私は思わずメールを開いて内容を確認してしまうのであった。

＜届いたメールのざっくりした内容＞

・現在の会社と同じ業種

・事業拡大したいので経歴を見てメールした

・採用された際は沖縄で仕事して欲しい

・沖縄への移住費用はすべて会社持ち

・まずは一度、情報交換をさせてほしい（これは良くある定型文だな）

当日の出張でメンタルがやられていたのか「沖縄で働く」という甘美なフレーズでひとしきり妄想の世界に旅立ってしまった私は、

さらに妄想の世界に旅立とうと会社のHPをチェックすることに…。

＜HP見た感想＞

・地方の中小企業という感じの職場

・Twitterやブログもやってて、結構細かく更新してる

・良くあるアットホームな職場アピールが強い

・社長の誕生日とか、バレンタインデー、ホワイトデーとかイベント多し

・両親も含めて内定式

・マンゴー美味そう。マンゴー食べたい。

と、頭の中がマンゴー一色になったところで給与面はどうなるかと見てみたところ、

ざっくり給与が2/3ぐらいになりそうだったので、急に現実に引き戻されてメールを削除した。

令和3年の夏。短い沖縄への小旅行であった。

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