2021-08-10

大好きなカレー屋さんが閉店した

この世のカレー屋さんでいちばんおいしいと思っている大好きなお店が突然閉店した。

お店に入った瞬間おばあちゃんちに来たようなあたたかさがある雰囲気に呑まれ

そこのおかあさんとおとうさんが上品に明るくいらっしゃいませと出迎えてくれる。

鉛筆で書かれた手書きメニュー表がかわいい

頼むのはいつもポークカレーだ。

ポークカレー、ワンでーす♪」と復唱するおかあさんは昭和レトロな落ち着いた雰囲気と合っていて

日本語英語が混じった言葉にもうっとりするくらいだ。

食べる前の雰囲気からもう満足で幸せなのでこのままお会計しても

あ~美味しかった♪と思えちゃうレベルだ。

そして出てくるポークカレーの美味しさたるや。

ポークホロホロしていて口の中でとろけながらルーの味と絡まりあうのである

食べながらつい笑顔になってしまう美味しさだ。なんでこんなに美味しいのだろう?

こんなおいしくて雰囲気のいいお店を千円以下で味わっていいのだろうか?と

申し訳なくなるくらい、美味しくて幸せ空間なのだ

途中でおかあさんが笑顔で「お水おかわり♪」とついでくれる。

あったか雰囲気を保ちつつ、周りのお客さん達への気配りも素晴らしく、

ホール全てワンオペでこなすおかあさんのホスピタリティにもうっとりする。

それを陰で見守りながら美味しい美味しいカレーを作っているおとうさんもすごいしとても素敵な夫婦だと思っている。

そんな素敵なカレー屋が突然閉店しただなんて。

どこに悲しさや寂しさをぶつければいいのだろうか。

先月立ち寄った際に最後一口を味わっているときになんとなくだが(この一口最後かもしれない、、なんでだろうもう二度と食べられないかもしれない)

と嫌な予感がした。だからこれからも変わらずに長く長くこのカレーが食べられますように。と心の中で祈りながら店を後にしたのだが

本当に勘が当たってしまった。こんなにうれしくない予感的中は今まであっただろうか。

とは言っても、どんなに悲しんでもカレー屋さんが閉店した事実は変わらない。

色々な事情があってのことだろうしこちファンが復活してという権利はまるでない。

でもこれだけは言わせてほしい。

私の人生の中でいちばん美味しいと思えるカレー出会たことと、素敵な空間提供してくださったカレー屋さんのおとうさんおかあさんには感謝申し上げたい。

本当に今までありがとうございました。だいすきですお疲れさまでした!!!

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