2021-07-26

開会式で脇役に徹していたゲーム音楽の使われ方は、決して雑ではなかった。

オリンピック開会式から時間が経ち、ネットでは批判の声も見られるようになってきた。

中でも話題になった各国選手団入場時でのゲーム音楽に対し、「使い方が雑」「ゲームへのリスペクトがない」といった意見かあったが、これに反論したい。

まずはNHKサイト開会式のフル動画掲載されているので、見ていないで批判する人は見てほしい。

動画を見たら分かると思うのだが、あの場面での主役は、これまで血のにじむような努力をし、この日を待ちわび、各国の特色を出すようなオシャレをして、笑顔で手を振りながら入場する選手たちにほかならない。

勘違いしないでほしい。決して主役はゲームなんかじゃないのだ。

無観客で、拍手や声援は一部の関係者だけ。そんな中を、ゲーム音楽音楽だけの力で選手たちを称え、迎え、勇気づけ、盛り上げたのだ。

ゲームを盛り上げてくれた素晴らしい音楽を、オリンピック開会式でも使って盛り上げたい。これのどこにリスペクトがないというのだろう。

ゲームに関連した演出しろ」っていう意見もあったが、一体それは何をするというのだろう。曲に合わせたコスプレキャラを出せばよかったのだろうか?

少なくとも選手団入場時にゲーム関係の装飾を加えたとしたら、それは主役がボケてしまうのではないか

既存音源ばかりで、生演奏でもなく専用のアレンジではないという意見も見た。しかし、選手入場は2時間近く続いており現実的ではない。

そういうのは、ゲーム音楽が“主役”になる単独コンサートたっぷりとやるべきなのだ


東京オリンピック開会式でのゲーム音楽は、脇役に徹しつつも、存在感を示し、少ないコストで最高の仕事をした。

そして選曲されたタイトルクリエイターは、各SNS歓喜した。一体この事実のどこに批判するところがあるのだろうか。

選曲をした組織委員会関係者に、最大限の賞賛を送りたい。

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