学生時代は友達と一緒にゲームと内輪ネタしか話してこなかった。
最初から話が合う人としか、そして合う話しかしなかった。それで十分だったし充実もした。
特にやりたいこともないし、なんなら働きたくないからとりあえず学校の企業説明会に来てた印刷会社に受けてみた。書類の一次面接が通ってzoomでの二次面接へ
面接官「いやぁ今日も暑いですねぇ室内とはいえ背広だと苦しいでしょ?」
出た、なんも生まれない会話。もっと直接的に「リラックスしていいから」くらい言ってくれよと思いながらも返事をする
僕「そうですね〜(笑)」
そう思ってたらもう一人の就活生が口を出す
「今週いっぱいは続くらしいですよこの暑さ」
朝の天気予報の話だけで5分も話すんかと思った。
僕はその話二人の会話をひたすら聞いてるだけ。疎外感を感じた。でもそれ以上に「あぁ”コレ”が社会の一員になるってことかぁ」と納得そして何より感動した。
オタク系漫画によくある「じつは最強です」とか「じつは面白いです」みたいなのにハマる理由はその「じつは」の部分を出せるタイミングが分からない僕みたいな奴らが「僕もやりゃ出来んだけどね。キッカケが無いだけで。」みたいな気持ちで読めるからなんだろうな。キッカケを作れないから雑魚なのに。
というか今までそういう返しを知らなかっただけだし、天気の話くらいなら僕にもできそう
てかカッコいいな、話ができるやつ。僕もカッコよくなりたい。
そうだ、営業マンになって会話できるようになろう。その後に好きなことみっけて転職でもなんでもすりゃいいべ。営業ってなんかコミュ力ありそうで転職しやすいイメージあるし
営業に来た人の日常会話とかまじで興味ないからいいんじゃね