私は駅員をしたこともあるし、車椅子ユーザーの方とお付き合いして、約一年間毎週末お出かけしたり、国内外旅行したことがある。
なので、どのように車椅子ユーザーが乗車しているのか、一人のケースについて書きたいと思う。
いつも駅の改札口に行って
「どこまで行かれますか?」
と聞かれるので、行き先を告げたらやってくれる感じ。
改札口までは自力で行っていた。連絡すれば駅員さんが助けに来てくれるけど、それまで待つのも時間がかかる。
私は体力が相当ないほうなんだけど、それでも一人で電動車椅子を介助してきた。降りてもらう、かつバッテリーを外せばなんとか持てる。順番に移動するのだ。ただこれは、この人が片足で立てるから待っててもらうことができた。そうじゃない場合は一人では難しいと思う。
ここから駅員視点だけど、行き先がわかったら自分以外の人がいる駅なら事務所に連絡して介助をお願いする。自分以外はいない駅なら行き先の駅に連絡して一緒にホームに行く。
ホームに着いたら介助する人がいるという信号を運転手に出して待つ。
電車が到着したら乗せてあげて、「〇〇駅までお願いします」と運転手に連絡する。乗車駅ではこんな感じ。
私のいた鉄道では全駅に介助できる駅員がいたからあとは任せるけど、他の鉄道では無人駅もある。
そういう時は人のいる駅から駅員も電車に乗って介助する。だから無人駅から乗る場合は事前連絡したほうが楽なのは間違いない。そうじゃなければ、現地でインターホンとかで呼び出しをしないといけないから時間がかかる。
色々思い出してきたけど、車椅子ユーザーにもいろんな人がいる。
介助はいりませんって人もいる。でもごくたまに、なかなか乗れなかったりすることもあるから、影でそっと見守ったり、カメラで確認したりしてる。
エレベーターはあるけど、どうしても別の改札口から移動したいんじゃという方は、敷地内までは介助してご案内する。
当たり前だけどいろんな人がいるんだなって思いながら仕事してた。
なお、お付き合いしてる人とは海外旅行にも行ったけど、少なくともニューヨークでは駅が介助してくれることなんてなかった!駅員に聞いてもエレベーターがない時もあって、ひたすら階段を電動車椅子を持ってヒーヒー上がってたりした。当然ホームから電車に乗る時も介助はない。
でも他の乗客が助けてくれるんだよね。何も言わずにスッと持ってくれる。彼らにとっては当たり前のことみたいに。
京都や沖縄にも旅行に行ったけど、助けてくれるのはだいたい外国の方。
ノーマライゼーションって、別にお金出して設備整えるだけじゃないよね。そりゃ当然あったほうがいいに決まってるけど、今すぐにできることじゃないし、人口減少社会において、無人駅も完全に支援するってのは実現が難しい。事業者だけでなく、社会全体で助け合いができるといいなと思う。
あの車椅子事件。 すいませんねえ、ごめんなさいねえ、混雑する時間帯で人手を割くと通常業務が回らなくなるので二時間ばかりお待ちくださいねえ、とかぺこぺこしてたら状況変わっ...
言い方が最悪だった 普段不便なのは分かるけどそういう態度は障碍者様とか言われちゃうよ