高校卒業までは目標を決めてひた走った時代だった。得たもの、学力体力友達と自信。
得られなかったもの、自己分析、視野の広さ。自分に余裕がなかったんだ。
自分のコンプレックス、すなわちマイナスをプラスにしないといけなかった時代。
自信が欲しかった。
大学時代はそれまでの呪縛から解けて一転、ふわふわと流された時代だった。
視野の狭さもコンプレックスだったので、色々なことをやってみるけど、
そもそもやりたいことがない、また別のことをとりあえずやるの繰り返し。
今思えばある程度将来が不明でも何か資格など、これと決めて頑張れば良かったのかもしれないが、しょうがない。
就職はもちろん目標持ってチャレンジなんかできず、消去法を何回も繰り返して見つけたところへ。
意気揚々と就職してからは、自分のダメッぷりに落ち込む始末。同期と比較されるのが辛かったのと、配属されたところが社内一忙しい部署だったので更に嫌になる。
相談できる先輩もおらず、
また、当時付き合っていた彼氏と上手く行かず人生の傷を負う。この話は家族にも言えてない。
ま、恋愛対象ではないけど趣味は合うから二人で話してみるかと思ったら3ヶ月後に結婚の話が出るぐらい仲良くなってしまった。
話を聞くと、同期も両親を同時に亡くして人生のどん底だったからお互いがお互いを必要だった。
思えばここから運が上向いて来た気がする。
結婚し、嫌だった実家を離れ、数カ月後には異動願いが通り業務も楽になった。
自分が望んで動いたわけではないが。気付いたら自分が望む状況が出来上がっていた。
毎日泣きながら電車に乗って元彼に復讐する計画を考え、会社では上司と目を合わせない日々だったことを考えると本当に運が良かった。
けれどもそれでいいやと思えるぐらい助けられた。
という感じで1年、2年、余裕も出来て、やりたいことも沢山やれるようになってきた。
7年ぐらい運が落ち込んでたのが、やっと上向いてきた感じがする。
生きてると、思わぬいい事もある。
(備忘録)