2021-02-07

読書で豊かになれる人、なれない人

前置き

私が小学校図書室に足しげく通い始めたのは上級生にいじめられてからだった。

何人かの同級生と校庭でサッカーをしていたところ、上級生がやってきて遊びに混ざった。

私はキーパーを任じられた。

小学生にはゴールポストは大き過ぎた。チビだった私にボールを止める力などなく、相手チームはどんどん得点した。

私が守っているゴールポストに近づいた上級生は、みんな揃って私を罵倒してからシュートを決めた。

我慢できなくなった私はその場から逃げた。泣きながら校舎に向かって走る私の背後から嘲笑が聞こえた。

以上が私が図書室に入り浸る原因になったイベントである

内面の豊かさ」とは?

読書は心を豊かにする」などと言われる。個人的体験を振り返ると、当てはまらない人間もいると私は思う。

実際、私は小学校4年生くらいか図書室で本を読む習慣ができたが、それ以前と以後を比べると以前の方が楽しかったように思う。

図書室で一人読書に耽るよりも、校庭を駆け回っていたころの方が生き生きとしていたと思う。

読書無駄行為だとは思わない。ただ、読書をすることで心が乾ききってしま人間もいると言いたいのである

聖書からラノベまで様々なジャンルの本を読んだが、特に満たされた感覚はない。むしろ自分限界を知り空虚気持ちにさえなった。

学生でなくなってからも私は地元図書館に通っている。本が身近なところにないと落ち着かないし、不安感にも襲われる。

これが「豊か」なのかと自問してみるが、そうでないことは明らかである

きっと私は読書に向かない性分なのだろう。

最後

長々と書いたが、これは私の個人的体験であり、普遍的ものではない。

から読書を楽しめる方は(私が言うことでもないが)引き続き本とともに有意義生活を送っていただきたい。

記事読書で豊かになれなかった人間経験談として読んでいただければ幸いである。

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