2020-12-13

人にダブスタと指摘する時は本当にダブスタ確認すべき

「お前、以前はこう言っていただろう。ダブスタだ」

ダブルスタンダードとは、「一人の人間が」「複数の同質の問題に対して」「異なる基準意見を表明すること」だ。

上記のようなことを言う前に、少なくとも以下の視点でチェックしてみてほしい。

  • 本当に「一人の人間」なのか?

相手匿名ではないか

その人の過去発言を追った上で、ダブスタだと判定したのか?

あなた相手勝手に「均質で同意見の集団」と考えて、本来は異なるべき集団から意見抽出してはいいか

ある観点において同じ意見を提出した人にもそれぞれ個人思想があり、他の観点において対立している可能性がある。

同じ法人組織に属している者同士ならともかく、ネット上でたまたま同じ意見を表明している者同士で見解統一させる義務は元より存在しないことを忘れないでほしい。

  • 本当に「同質の問題」なのか?

一人の人間複数議論に対し違うことを言っているように見えたとする。

しかし、議論の前提に大きな違いがあり、同じ判断基準適用できる話ではないということはないだろうか?

あなたはその議論の前提を全て知っているだろうか?

あなたよりその人の方が、多くの前提を持って話しているということはないだろうか?

似ているだけの議論安易に「同じだ」と考える前に、両方の前提を洗い出して見ることは重要だ。

  • 本当に「異なる基準」なのか?

第三者的目線で話を聞いていると、ダブスタだと指摘されている人が実際異なる主張なんてしてないことも多い。

しろあなた論理力がその人の論理展開を追うのに足りていないことはないか

あなたの側が党派性重視に陥っていて、党派性に関わらない判断を「ダブスタだ」と判定していないだろうか?

例えばある時は左派寄り、ある時は右派寄りの思想を表明したように見えても、その人にとっては左右関係なく一つの基準で考えた結果かもしれない。

あなたの思っている「基準」と、その人が判断使用した「基準」は、本当に同じだろうか?

ここまでチェックしてなおダブルスタンダードだと思うのであれば、指摘をすればよい。

しかし、だいたいの場合ダブスタ指摘という回りくどい絡め手よりも、根本的に問題と思われる点を直接指摘した方がよいと思われる。

  • 1秒後には気が変わっているかもしれないのでこの世にダブスタは存在しない

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