2020-11-04

監禁部屋

から10ちょっと前の話だが、ふと思い出し気になったので書いてみることにする。

当時仲良くしていた友人が親に中古の戸建てを買ってもらった話。

友人は当時東京の大学生三兄弟長男

それまでは長男次男共に一人暮らしアパートから東京大学に通っていたが三男が

上京するのをきっかけに3人で住めるようにと親が中古の戸建てを都内に購入してくれたそう。

両親は地元英会話教室経営していると聞いていた。

家庭のお財布事情を詮索した事はなかったが3人の子供を都内私立大学入学させ、

さら子供の為に都内中古の戸建てを購入するのだからおそらく裕福な家庭なのだろう。

我々の共通の友人が先に彼のその家に遊びに行き、その後あの家はかなりヤバいと教えてくれた。

何がヤバいのか聞いてもとりあえず見ればわかるの一辺倒だったので自分も気になりその友人と共に遊びに行く事にした。

家は2階建ての戸建てで1階に広めのリビングダイニング、2階に3部屋ある間取りだったと思う。

少なくとも築20年以上は経っていただろうか、新しくもなければ特別古い感じもしなかった。

所謂よくある一軒家といった印象だったのを覚えている。

「この家の何がおかしいの?」と聞くと家主の友人ともう一人の友人が「2階に来てみて」と言った。

階段をあがり2階につくとおもむろに廊下天井からコードにつながったリモコンがあるのをみせてくれた。

家主の友人がリモコン操作すると天井から屋根裏に続く傾斜のきつい階段が降りてきた。

なんと屋根裏部屋があったのだ。

屋根裏部屋なんてめっちゃいいじゃん!これの何がおかしいの?」

と言うと友人が上にのぼってみてと促してみた。

急な階段をのぼってみると六畳あるかどうかの天井の低い部屋があった。

よく見ると窓がなく部屋の隅に簡素な仕切りで囲まれ和式トイレがあった。

そして友人が「ここは多分監禁部屋だったと思う」と言った。

いくらなんでも窓が無くてトイレがあるくらいで監禁部屋は考えすぎでは?と思ったが

友人が続けて「よくみてよ。この部屋に出入り口を開閉して階段を降ろすリモコンがないだろ?」

見渡すと確かにその通りで、階段屋根裏部屋の外からしか開閉できないようになっていた。

階段は電動式でかなり頑丈な作りになっており、廊下天井にはまる形で収納されるような仕組みだった。

この屋根裏に残されたまま下からリモコン操作されて階段を閉じられたらと思うと急にぞっとしたのを覚えている。

友人はおそらく前のオーナーの子供が障害などがあり世間から隠すために使っていたのでは?と推測していたが実際の所は何もわからない。

こういった屋根裏部屋を作る時にも建築士大工などに怪しまれたりしないのだろかと気にもなっている。

はてな民の中にこのような部屋についてなにか知見があるという方がいたら教えてほしい。

自分の中ではかなり気味の悪い記憶であるのと同時に、あの部屋が一体なんだったのかとても気になっている。

  • 多分それゴロクさんの住むスペースだと思う。 都内は旧華族も多いから、70年代くらいまでは結構あったらしい。 ゴロクさんは二次性徴が来る前に成長を止めるから、天井もそれに合わ...

    • ネットでその単語に出会うとは思わなかったわ 大工やってるおじいちゃんから一度だけ聞いたことあるけど 詳しくは教えてくれなかった

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