2020-08-25

日本でまだCDが生き残ってるわけ

https://www.wasteofpops.com/entry/2020/08/24/000000

業界中の人です。

なんか難しく考えてるけど(考えたいのかな)、めっちゃ簡単ですよ。

日本CDがいまだに売れる理由

答えは、若者が増えないから。つまり少子高齢化



若者が増えて、マーケットのヴォリュームゾーンが移って、シーンが新陳代謝して・・・・・・っていう健全?なサイクルが壊れてるわけです。

実際、90年代に振り返った60年代と比べて、2020年に振り返る90年代って変化小さくないですか?

相変わらず、サザンユーミン山達YMOフォーク勢がいて、ビーズドリカムミスチル宇多田林檎JPOP勢がいて、ジャニーズがいて。

90年代当時からCD買ってた30代40代50代くらいがいまだにマーケットの中心(※中心ってだけでそれしかないわけではない)なんです。

なんで供給もそこ狙いが多い。人口の多いし、可処分所得も多い。

(僕の今のプロジェクトの想定顧客イメージは、40才独身子供なしサラリーマン男、です)

マーケットのヴォリュームゾーンCD買う層=だからCDがまだ売れる。

身もふたもない。のだけど、だいたいそういうものかと。

ちなみに、お笑いテレビ界もそうじゃない?

BIG3ダウンタウンウンナンナイナイボキャブラがいまだに一線。

これも一緒だと思うなあ。

要は若者が増えないから。


もうひとつ、ちなみに。

演歌勢がいよいよポップスフォーク色物軸足移したり氷川きよしはじけたりしてるのは、演歌マーケット層だったところがいよいよ(文字通り)死に絶えそうだから、です。


追記

伝わってないけど。。。。

音楽がかわってないわけじゃない。

技術センス更新はされてる。

でも今のメインなマーケットの層は、それを求めてない。

マーケットが動いてないだけ。

新しいことやってる子はいっぱいいるし、元記事でも言及されてる。

  • 天六の商店街を歩いていると、以前はカセットテープを露店で売っている風景を見かけたんだけど、 最近はいよいよそれがCDへと変わってきて、時代が変わりつつあるなぁと思ったわ...

  • 90年以降の音楽って、見せ方の進歩、楽器や録音技術の進歩、体験の進歩、全部止まって袋小路に入っているような気がする。 どんな音どんなリズムも合成できるようになったけれど、...

    • どんな音どんなリズムも合成できるようになったけれど、その途端何をしていいのかわからなくなった感 にゃるほろ。。

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