よく老人の年金を若者が負担すると言っているが、キャピタルゲインで稼いでいる人数を支えられるのかという疑問からきている。
銀行による信用創造によって市中のお金の量が決まっているのだから、
荒い定義をすると、人口×1人当たりの借金できる金額で総額が決まる。
ただ借金返済の期間が何十年とあることと、返済時期がバラバラであるので、お金が一時的に偏在しても問題は起こりにくい。
1000億偏在していても、1億人いれば、1人あたりは1000円の負担なので小さい。
1000兆と桁で増えていったときはどうか。
のどちらかになる。
欧州の先進国の人口が増えなくなったが、世界的には人口が増えていた。だから人口を増えている国に借金してもらえばいい。
グローバル化の名のもとに、日本だと貿易立国から投資立国になった。
(いってもCIAのWorld Fact bookで見ると、アメリカの輸出で日本の割合は4.4%、輸入は5.8%で、カナダ、メキシコ、中国より小さいんだが)
かつては家畜や肥料によって支えられる人口が制限されていたが、化学肥料で制限は増えた。
②については大枠ではキャピタルゲインで稼いでいる人も含まれるわけだが、労働者を考える。
借金なので担保が必要で、労働力か資源(土地、金銀など)が必要となる。
60歳から80歳まで働く時間を延ばすなど、1人あたりの労働時間を増やすか、女性の社会進出を後押しする。
資源については、地球上の土地は既に権利者が決まっている。海を埋め立てるか、月か火星の土地を確保するかだが、お金がかかる。
1人当たりの借金の担保にしようとしているのに、今はないものを担保としようとしているので難しい。
金銀ももう新たに大量に出てくることもない。担保になるものの量を劇的に増やせない。