巷には「エンジニアとして生き残っていくためには云々」みたいな話があふれている。
どのような技術選定をするかとかアウトプットがどうだとか、書いてある内容に関しては別に文句はない。
なんでそんなにエンジニアとしてやっていくのが大変なものとして喧伝したいんだ?
何万分の一とかの競争を勝ち抜いてきた人々同士で、成績や給与という明確な数字を突きつけられて日々戦っているのだから、何とかして他の人と差別化をして生き残っていかないと文字通りその世界で生き残っていけないのだろう(自分には想像するしかない世界だが)。
エンジニアなんて掃いて捨てるほどいるだろ。
ちんたら出社して雑談して Twitter してちょっとコード書いてればラクにそこそこの給与がもらえるんだから、生き残る云々とか何言ってんのって感じだろ。
もちろん一律にそういう人ばかりじゃないし実際に大変な人もいるのかもしれないけど、他の仕事と比較して考えたらどう考えたって楽な仕事だ。
しかも「生存戦略」とか言ってる奴らほど平均的なエンジニアよりもよっぽど実力がある奴らだったりする(これとは別に初心者を食い物にする輩もよく言ってる印象だけど、それは今回は無視)。
分かってる。
「生存戦略」という単語を使ってるけど実は言外に(一線級で戦うための)とか(典型的な給与水準よりも十分高い給与を得るための)みたいなニュアンスを含んでいる場合も多いということは。
だけどそれを「生存戦略」とか言うな。
平均レベルを遥かに超えたエンジニアがこういうことを言ってると、それより遥かに下のレベルのこっちは「え、じゃあ俺たちはもうとっくの昔に死んでるレベルなの?」とか暗くなっちゃうじゃん。
しかも少なくない場合でポジショントークでしかないんだから、「自分はこの技術トレンドが来ると考えてる」とか「自分はこの技術が好きだから今後数年はそこに注力していく」とか、そういう言い方にしろよ。
ポジショントークでもいいけど、せめて悲観的な印象を与えるんじゃなくてもっとポジティブな感じにしてくれよ。
「生存戦略」とかいう、これができないと生き残れないみたいな低レベルな話なんだとしたら、家でインターネットができないとか、Excel や Google Sheets を知らないとか、あんま分からんけどきっとそういうレベルだろ。
エンジニア界隈に蔓延る「プライベートな時間に自己学習が月50時間程度は最低でもできることが必須」みたいな価値観ぶち壊していかなきゃいけないよなと常々思ってる。 なんであい...
これマジでやめろ