こまめに条例を読んでいくと立て付け的には押しきられる条例文だと思った。うどんは60すすりとか大切りしてる話ではない。自分は自民党の憲法改正草案を見て「くそすぎる」と思って原典をあたるようになったが、大切り面子は「ふざけてる」だけでこの条例を阻止する力にはならない。
●ゲーム依存は病気であるということはWHOが認めているというのは事実
Gaming disorder(ゲーム障害)という名前でWHOは定義している。そして香川県はこれを立法事実としている。個人的にはこれを突き崩すのは無理だと思う。ゲームのお陰でひきこもりから立ち直ったとかそういう個人的な体験談は権威のある団体の意見(たぶん広範な調査による根拠もある)には立ち向かえない。
●事業者に「60分」を求めるという話
香川県は具体的にどうするかは「条例成立後に考える」という立場だ。テック系の人間が「やれるもんならやってみろ」と煽るのは「じゃあ成立させてから考えます」で論破されてしまう。最低な悪手だ。こいつらは内側の敵である、技術的に可能か不可能かに耽溺してしまう傾向にある。
戦えるのは「親がこどもと幼児期を過ごすべきだ」という条例文を通して伝わる思想が一般的ではない、という点だ。
2条で「保護者」を用語定義しているて全般に「保護者」と言っているのに、4条2項では「親子の理解を深め」とあり「保護者」ではなく「親子」という文言を使っている。
つまり両親がいない家庭、養護施設で育つ家庭は「存在しない」ことを前提にした条例だ。このあたりを指摘しないと香川県の条例は通ると思う。立法根拠の立て付けとしては間違いではない。
そういう親学みたいなアレを前提にしてるのに、オタク叩きの棍棒が新しく生えてきたぐらいにしか思ってないはてサの皆様……
すみません、私は左翼ですし共産党支持者です。
グヘヘヘヘ!赤は消毒だぁ~!