K察「ブクマカさん。これは全員に聞いてるので気になさらないで欲しいのですが、事件当時の昨夜22時頃、あなたは何をしていましたか?」
K察「SNS的な活動...TwitterとかInstagramですか?」
ブクマカ「いえ、昨夜はいい大喜利も思いつかなかったのでひたすら他人のブコメを読んでました」
K察「大喜利?」
K察「星?」
K察「フォローした相手の良いと思った投稿につけるんですよね?」
K察「互助会?」
K察「ええと、仲間内でいいね!をつけあって盛り上がったりとかではないんですか」
ブクマカ「そうですね。どちらかというと殺伐とした感じで手斧を投げ合ってるというか」
K察「手斧?」
K察「分かりました。とにかくあなたは事件当時、SNS的サイトで他人の投稿に評価をつけていた。そうですね」
ブクマカ「だいたいそうです」
K察「とすると、評価をつけた履歴が分単位で記録されていればアリバイになる可能性があります」
ブクマカ「ああ、それならhttp://s.hatena.ne.jp/ユーザー名/starsで確認できます」
K察「どれ...」
K察「それはこちらで問合せます。どのあたりが事件当時のものですか?」
ブクマカ「この辺ですかね」
K察「ちょっと見方が独特ですね。この左に表示されているアイコン、これは手斧ですか?」
ブクマカ「どうでしょうね。Twitterのような個人のアカウントにアイコンが付けられて、それが並んでます。私が星を付けた相手の一覧です」
ブクマカ「...」
K察「もう一度見方を教えてもらえますか?この辺からずっと同じアイコンが並んでますけど」
ブクマカ「...」
K察「ブクマカさん?」
ブクマカ「...」
K察「見ず知らずの相手って話でしたが、お友達か誰かのアイコンということですかね」
K察「ブクマカさん?」
ブクマカ「お気に入りのブクマカなんです。いえ、お気に入りには入れてないんですけど、いつも面白い投稿をするんで、ついついブコメ一覧をのぞいてしまって」
K察「」
ブクマカ「別に、星をつけて自分を認識して欲しいとかそういうつもりでもなくて」
K察「」
そいつが犯人だ。K察、逮捕しろ!