2019-08-04

人格攻撃パワハラの手口

昔、10年間以上、外資系IT会社に勤めていた。

入社してからずっと上司から凄まじいパワハラを受けていた。

上司ボス日本におらず監視の目がないこともあり、やりたい放題のパワハラが行われていた。

本社には何度かパワハラの報告がいき、最終的に本社パワハラ上司を切った。

それでも10年以上に渡り、あれだけのパワハラがやれたのは監視の目がないという外資系特有事情もあるけど、仕事など関係なく人格攻撃に終始し巧妙に反論を封じていたからだと思う。

そんな人格攻撃パワハラの手口をまとめておきたいと思う。

「頑固者」というレッテル貼り

例えば、パワハラ上司意見に部下が反対したとする。

ももちろんパワハラ上司は耳を貸さない。

そこで部下が粘ると「どうしてあなたはそんなに頑固な性格なんだ!!」と大声で怒鳴られることになる。

論点意見の良し悪しから「頑固な性格問題」にすり替えしまうというわけ。

部下が引き下がっても「頑固者」のレッテル張り長期間続く。

会議等で「XXX君は頑固だからあん問題が起こる」とか無理やりこじつけて頑固者のレッテルを貼りまくる。

この「頑固者」というレッテル貼り反論封じに効果的だった。

自分の胸に手をあてて考えろ

そのチームの社員数は1桁でたくさんの派遣社員を使っていた。

パワハラ上司は部下を「あなた社員なのはおかしい。あなたには派遣のほうがあってる。」と叱る。

社員派遣関係はその叱り方に象徴されていた。

そんなだから派遣社員に不満がないわけがなく、パワハラ上司はそんな派遣から時折パワハラネタを拾っていた。

そして「あなた派遣から嫌われている」と部下にぶつける。

部下が「誰が何を問題にしているんですか?」と聞いても、パワハラ上司は「自分の胸に手をあてて考えなさいよ」と答えるのみ。

本当に問題があるなら当事者で話し合って解決すればいいんだけど、その当時者同士で話すことはダメだし、誰が言ったのがはっきりしないことのほうが多かった。

この「自分の胸に手をあてて考えろ」は反論ネタを与えないために効果的だった。

XXXの性格から問題が起こる可能性がある

これは特に口実がないのに気にいらない部下を責める手口。

あなた性格だとXXXの問題が起こる可能性があるでしょう!!」と責める。

現在問題が起こっているわけでもないし、性格がどうのこうの言われても・・・

でも反論すれば「あなたはなぜそんなに頑固なんだ!」となるので堂々めぐり

  • 自分で考えろ!みたいなのは、相手の精神にダメージを与える割に対策しようもないので、攻撃としては極めて効果的だろうね。 指導としては、技を見て盗めレベルの効率の悪さだね。

  • 外資系関係ない。

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