上司のボスは日本におらず監視の目がないこともあり、やりたい放題のパワハラが行われていた。
本社には何度かパワハラの報告がいき、最終的に本社はパワハラ上司を切った。
それでも10年以上に渡り、あれだけのパワハラがやれたのは監視の目がないという外資系特有の事情もあるけど、仕事など関係なく人格攻撃に終始し巧妙に反論を封じていたからだと思う。
そこで部下が粘ると「どうしてあなたはそんなに頑固な性格なんだ!!」と大声で怒鳴られることになる。
論点を意見の良し悪しから「頑固な性格の問題」にすり替えてしまうというわけ。
会議等で「XXX君は頑固だからあんな問題が起こる」とか無理やりこじつけて頑固者のレッテルを貼りまくる。
パワハラ上司は部下を「あなたが社員なのはおかしい。あなたには派遣のほうがあってる。」と叱る。
そんなだから派遣社員に不満がないわけがなく、パワハラ上司はそんな派遣から時折パワハラのネタを拾っていた。
部下が「誰が何を問題にしているんですか?」と聞いても、パワハラ上司は「自分の胸に手をあてて考えなさいよ」と答えるのみ。
本当に問題があるなら当事者で話し合って解決すればいいんだけど、その当時者同士で話すことはダメだし、誰が言ったのがはっきりしないことのほうが多かった。
この「自分の胸に手をあてて考えろ」は反論のネタを与えないために効果的だった。
これは特に口実がないのに気にいらない部下を責める手口。
「あなたの性格だとXXXの問題が起こる可能性があるでしょう!!」と責める。
自分で考えろ!みたいなのは、相手の精神にダメージを与える割に対策しようもないので、攻撃としては極めて効果的だろうね。 指導としては、技を見て盗めレベルの効率の悪さだね。
外資系関係ない。