そろそろ文科省からの「調子こきましたやっぱなしでorz」が聞こえる頃だと思っていたのだが、どうも世の中の流れを見ると『本気』でプログラミング教育をやるつもりらしいな。
技術の授業でやっている内容ですら既に一般の教員はついてこれてないと思う。
実際、多くの学校では、偶然パソコンに強い教員が、部活の顧問のような感覚でまとめて方針を決めているような状態だと聞く(知り合いから聞いただけなのでソース激弱。強いソース募集中)。
もしそれが本当なら、本格的にプログラミング教育をしようとしたら、英語の外人教師みたいにそれ専属の教員を用意する必要が出てくるはずだが、そっちの手配が進んでいるような話は出てきていない。
既存の教員の中にいる、偶然パソコン強い教員に「研修(自主的・サビ残・手当なし・出張がある場合のみ移動費のみ補填で弾丸ツアー)」を受けさせる形になるんだろうか。
じゃあ学校に偶然パソコン弱い教員しか居なかった場合はどうするんだろう?
多分、どうもしないんだろうな。
彼らが頑張ってパソコンを覚えてなんとかプログラミングを教育できるようにするための労力は相当の物になるだろうけど、その分絶対にどこかで無理は出るはずだけど……
それはそれとして、最大の問題はカリキュラムに使う時間配分だよね。
一応「総合的学習」と一時期呼ばれていた完全に無駄な時間を削っていけば少しはなんとかなりそうだが、それで国が当初立ち上げたようなプログラミング学習が完遂できるとは思えない。
スマホを弄ったことしか無い上に数学的素養も備えておらず、学習意欲が一切なく、論理的思考において才能を全く有しておらず、エクセルやワードすら自分と無関係のものであると思っているような人間にプログラミングを教えるのは非常に厳しい。
ビジュアルプログラミングを触って楽しいーで終わらせるにしても、数学や算数をまずはちゃんと教えてないならそれすら厳しいが……まさかプログラミングの学習に使う時間を捻出するためと称してその時間を削ったりは流石に……いや……やるんだろうなあ……