2019-07-10

叔母から聞いた、顔から火が出そうな話

http://sharyoemi.hatenablog.com/entry/2019/07/09/215955

ホッテントリにあがっていたお○んこの話題で思い出したので書きました。

私の父と母は、お見合い出会ったらしい。

私の父は新潟中越出身で、母は神奈川出身、母方の実家新潟に親戚があり、そんな縁でお見合いすることになったらしい。

父は背が高く若いころはスマートな感じだったため、母にはそこそこ好印象だったらしい。

ただ、父は地元稼業を継いでおり母には嫁として新潟に嫁いでほしいということが念頭にあったようだ。

母としては都市部での生活を捨てて新潟に行くことにちょっと抵抗があり、というのもお見合いの席で父の言葉は、かなり訛りがきつくて、田舎くさいと感じてしまったようだ。

#今も父が丁寧に話す時、当人標準語を話しているつもりでも、こちからすれば越後弁が多彩に使われている。

結局、私が生まれている事からかるとおり母は決断し、お見合いは進んだ。

母は、姉妹が3人おり、そのうちの年の近い妹(これが叔母)を引き連れデートのような面談のような会食のようなものに父を誘った。

さて、田舎者の父が都会でのデートのため、半端な知識もつ近所の若者相談しながら、何とか計画を立ててデートの日に臨んだ。

まず待ち合わせには原宿で、竹下通りをぶらつきながらご飯でも食べよう。と、そういう計画だったらしい。

都内電車網に四苦八苦しながらも、何とか時間通りに待ち合わせ場所について母と妹(叔母)に挨拶も済ました。

ごみの中を歩き始めて、ご飯にでも誘おうとした時、

父「じゃあ、そろそろまんまんしようか」

母、妹(叔母)は、一瞬何を言われたかからず、「は?」と聞き返したところ、父はもう一度

父「いやあ、まんまんしようかなーと思ってて、妹さんも一緒にどうです?」

と恥ずかしげもなく返したそうだ。

稼業の影響もあって父の地声は人よりも大きいため、周囲の人はみな振り向き、妹(叔母)は「いや私はいいです」とドン引きして走り去り、母は顔面蒼白になり、「このお見合いは最悪なものだった」と絶望した。

越後弁に通じる聡明な方々であれば明らかだと思うけれど、「まんまんしようか」は越後弁で「まんま(ご飯)ん(に)しようか(しませんか?)」である

叔母から笑い話として聞いた範囲ではここまでなので、この後どのような急転直下があって私という塊が生まれたのか定かではないけれど、

父は今でもお昼時になると「そろそろまんまんしようか」と言い、母は訛りのない言葉で「そうね、もうお昼ね」と笑顔で返す日常が続いている。

  • 甲信越の方言は結構やばいのあるよな。「好っきねえ」は「嫌い」って意味だから気をつけろ。

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