・早めに出勤してパソコンで情報チェックしてたら新人バイトちゃんがバックヤードに入って来て、ボン!ガン!バコン!とすごい音を立てて籠にホット用飲料をぶっ込んで、それを持って出ていった。なんなのこわい。
・そこまで手荒に扱ってもホット飲料は意外と無事、という知見を得た。
・でも真似はしたくない。
・相棒は疲れ切っていた。最近勤務時間を極限まで長くし、他にも内職やらなにやら仕事をしているらしい。自力で老後というか老中?資金を稼いでいるらしい。
・義母(アラ還。色々あって現在無一文。都合の悪いことは何でも天下国家のせいにする)にも見習って欲しいものだ……。
・プロアルバイター氏のお母様ご来店。あまり似てないから言われるまで全然気付かなかった。
・相棒から聞いたが、イケメン正社員氏のお母様がこの前やって来て、こんな安月給じゃ息子が結婚出来ないから給料上げないなら辞めさせてくれと言って来たらしい。
・イケメン正社員氏に結婚のご予定があるのかどうかは知らないけど、「好きなタイプはお金持ちの人」って半月くらい前に言ってるのを聞いた。
・相棒が休憩に入った後、暇すぎて沢山掃除した。掃除しながら、このままこのお店で働き続けていいものかどうか考えた。
・だって私の時給、夕勤の癖にうちの近所のスーパーの昼勤よりも安いんだもん!
・でも近所のスーパーじゃママ友に会いまくりだしうちの夫と子供達までお買い物に来てしまうので、こっ恥ずかしくてオラ勤められねえだ。
・プロアルバイター氏やイケメン正社員氏みたいに親に職場に凸られても平気な強メンタルを持っていればもっと稼げるんだがなぁ。
・それに、もっと「私はコンビニで働きました!」と堂々と言えるくらいに熟練してから転職したいという気持ちもある。
・こういう事ばっかり言ってるから安くこき遣われる人生から脱却出来ないんだよ。
・とか考えてるうちに棚(の一部)がピカピカになった。
・どうせ誰も気付かないけど。
「こんなうすら寒い日にこたつでアイス食べるのって最高の贅沢でしょ?」
確かに。
・そしておでんは全く売れなかった。