私達の欲望が引き起こす問題について禁欲的であれば解決できるとする思想の持ち主たち。
それは掲示板などの荒らし行為や、ランキングの不正操作、怒れるユーザーによる誹謗中傷。
自己顕示欲、承認欲求、性欲や本能的な部分などその問題となっていることがどのような欲望において実施されているのか。
どんなに気が狂っていても、むしろ気が狂っていれば理性的ではないため欲望で動いていることが分かってしまう。
ウイルスなどをばらまく人間は快楽主義者だろうし、荒らしをする人間も快楽主義者だ。
ホッテントリに入るなどをしたい人間ははてブを操作することが合理的であったりするだろう。
そんな人間は自己顕示欲にまみれているし、欲望を捨てるようにすすめるのだ。
私達はなぜ禁欲をするのか?
大抵の場合はうまく答えられないと思っている。
欲望がある程度普遍性を持っていたとしても、環境や時代が違えば変わってくるからだ。
なぜいっときの欲に溺れた人間に合わせなければならないのか?などと質問が止まらなくなるし、明確なことは言えなくなるだろう。
ランキングを不正操作するのが問題なのであれば、そのシステムが端的に言って悪い。
システムは不正を試みる人間がいれば必ずいたちごっこになるだろう。
もちろん多層的に考えるのであれば、ユーザー層は禁欲的であることが答えになるだろうが
千田有紀はかなりシステム的な考えをしていたが、インターネットの禁欲主義者が捉え直せば
電車の痴漢問題もインターネットの禁欲主義者によれば、男の性欲の話になるが
満員電車になってしまうシステムが悪いし、そういう風に捉えれば女性専用の電車は鉄道会社が実施しなければならない当然のこととなるだろう。