まあ経緯は端折るとして、どうすれば関心のない人にもわかりやすいのかなって思って考えてみた。
例えば男x女のエロ同人を読むとする。
わたしは経験がないのであまりわからないのだが、たぶん男の人は普通「挿入する側」の男の立場でシコるはずだ。
たぶんそのときにある征服感めいた感情が、よけいに興奮させるのかもしれない。
ではわたしの場合を話すと、わたしは「挿入される側」の女の立場でシコる。というかシコらざるを得ない。もちろん穴がないので…。
昔、性別違和に気づく前からわたしのオナニーは変で、下着の中で皮をかぶせたままの半勃ち状態のを下の方に曲げて、それを愛撫していた。
愛撫をしばらく続けると射精に近い感覚が来る。たぶんドライオーガズムとも違うと思う。精液が出ることもあるから、単に精液を伴わない射精、だと思う…?
(ちなみにこういう寸止めみたいなのやってると睾丸に精子が逆流してよくわからんけどメッチャヤバイらしい)
その時、わたしはしばらくオナニーをしていない状態だったから、機能的には射精は出来るはずなのだが、どうにも興奮しない。
自分も高校生、相手も高校生。その上青姦なのに、いくら挿入しても射精する気配がない。
挿入して、いろんな体位を試して、それでもなにか、征服感?所有感?みたいな、あるべきと思われる感情がなかった。
それで結局お互い疲れ果ててお流れになったのだが…。
もしこれを呼んでくれた人がいたら、オキニのエロ同人を片手に、男女逆の立場でオナニーをしてみてほしい。
たまにそっちもきもちいい!みたいな人もいるかもしれないが…。
そうすることに違和感があるのならば、たぶん少しでも性同一性障害の人間の気持ちがわかってもらえるかもしれない。
またそうすることに違和感がないのならば、その理由を自分のなかでしっかりと考えてみてほしい。まして人生の中で何らかの違和感を抱えてきたひとは、その根本的な原因を見つけられるかもしれない。
まあ、効果があればの話ではあるけれど、これは別に啓蒙しよう!とかそういうことが目的ではない。
性欲と性別は切っても切り離せないものだから、オナニーを通してGIDのもどかしさを分かってもらえればそれはそれで切実に考えてもらえるかも、という話である。
こういう場合のオナニーってミルキングマイクロチップとか使うの?