2018-09-26

ヒロイントロフィー化?って意味わからんよな

もともとの「トロフィーワイフ」は、

大金持ちの男性が手に入れる若くて美人な妻のことだ。

周囲へのアピールのためだけに手に入れる愛情の欠落した結婚とでもいうのか。

邪推くささが拭えないのは気になるが、

本当にそういう関係であれば非難したい気持ちは分かる。

しかし、漫画アニメヒロインが「トロフィーであるとはどういうことだろう。

「あのヒロイントロフィー的だ」と評されることが多くなっている気がする一方で、

具体的な説明がないからどんなヒロインのことを指しているのかがよく分からない。

とりあえず三つほど推測してみた。

一つはピーチ姫のような、

「そのヒロインを助けることが物語目的となっている」ようなタイプだ。

勝利ヒロインが直結している、まさにトロフィー

とはいえピーチ姫の設定はもはやギャグに近いほど古典的で、

いまどきあんベタヒロインほとんどいないだろう。

というかピーチ自身最近はいろいろ戦ってるしな。

二つめは、キン肉マンビビンバのような、

いちおうヒロインだけどほとんど出番がないタイプ

お飾りのヒロインで、恋愛描写も不十分になりがちだからトロフィー的と言うのも理解できる。

バトル漫画スポーツ漫画だと、ヒロイン自身が戦うのでなければ、

試合描写に押されて出番が減ってしまうのは仕方のないところ。

しかし、それこそ戦闘ヒロインが増加した昨今においては、

まり見かけなくなっているのも事実である

三つめは、いわゆるハーレム要員というやつである

これはトロフィーであるかどうかというより、

トロフィーヒロインとか言ってる人たちはハーレムが嫌いだろうな」という推測からである

ハーレムは「最後に一人を選ぶ」ものと「最後は全員と付き合う」ものとがあるが、

前者であれば、むしろ競争率が高いのだから最後愛情勝負になるし、

ヒロインごとに出番が均等に割り振られて「お飾り」化するということも少ない。

後者であれば、ひとりひとりを攻略して手駒に加えていく様は確かにトロフィー的だが、

このタイプハーレムガチポルノ以外では数として少ない。

現実的には、時と場合によって、一つめのタイプトロフィーと呼んだり、

二つめや三つめをトロフィーと呼んだりして使い分けているのかと思うが、どうだろう。

識者にトロフィーヒロイン定義をお聞きしたいところだ。

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