2018-08-30

はてなダイアリーと母の匂い

終了のお知らせを目にして、かつて使っていた自分ダイアリーの事を思い出した。

懐かしくなり、アーカイブしていたお気に入りフォルダから開いてみる。

長い時間が空き、今ははてブくらいしか使っておらず、

ダイアリーには何を書いたかすっかり忘れていた。

ページの色味を懐かしみながら日記をたどるうちに

一つ一つの出来事がはっきりと脳裏に蘇ってきた。

当時高校生の私、

後輩と行ったマクドナルドでのたわいもない会話。

彼氏からもらったポーチ写真現物はもうない)。

弟との喧嘩の直後、自分の部屋で書いた臨場感たっぷり日記

受験に悩み、なぜか志望先大学URLだけを羅列した日記

第一志望に無事合格した頃には、すでにダイアリーを使わなくなっていた。


そんな中、ふと思い出した日がある。

高3の冬の日。母が他界した日だ。

その日以降、初めて日記を書いたのは暮れ頃だったか

やはり具体的な内容までは覚えていないが、

とにかく辛く、泣き言を文字通り泣きじゃくりながら、つらつらと書いた覚えがある。

ダイアリーで知り合った友達に慰めてもらいたい。

書く事で気を紛らわさなければ辛くてやっていられない。

うつむく家族の誰とも顔を合わせたくない。部屋から出たくない。

そんな時間を、モニターぼんやり眺めながら過ごした記憶

その日を見つけた。

言葉にできない不思議抵抗感を振り払って、ページを開く。

私はそこに、母への手紙を書いていた。

悲痛な文章を書いたと思っていた記憶とは裏腹に、

とても明るい文体で、ひたすらに母との思い出が連なっていた。

親戚のおじさんから聞いた母の若い頃のエピソード

秋に一緒に出かけたディズニーの話。

受験頑張るよという約束

寂しい、けど頑張るという決意。

段落のように書かれた「ありがとうね」の言葉


あれから何年も経ち、当時の記憶曖昧になり、

母の声はどんなだったかすら自信が持てない、ダメな娘の私。

でもふと開いたダイアリーに感じた母の匂い

涙もろい私だけど、不思議とその日のダイアリーを読む間は涙は出ない。

しろ、楽しくて、嬉しかった。



それにしてもブログ全盛期の当時。

数あるサービスの中からはてなダイアリーを選んだ私。

我ながら私らしいやと思いながら、カフェで走り書き。

帰って夕飯の支度をしなければ。

私もいつの間にかお母さんだよ。

はてなダイアリーありがとうございました。

黒歴史も存分に含む日記たちの処分はどうするべきか…。

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