2018-07-25

趣味とはどこまでやるべきものなのか

ある趣味サークルに入っていて、毎月のように作品を提出する必要があり、それを皆の見ている前でプロ先生に講評されるという日々を送っている。

一見そんなに大変なことに見えないかも知れないが、熱心な人は休みのすべてを注ぎ込んでいるんじゃないかという勢いであこちに出かけ、作品ストックを作っている。だいたいつでも納得の作品ができるわけではないので、こだわりの強い人ほどお金と手間をかけることになる。

が、やっぱりそういう努力をしている人はどんどん腕が上がっていき、「趣味なんだからほどほどにやればいいじゃん」という緩い感覚活動している私とはレベルの差がどんどん広がっていく。

おかげで最近全然先生作品をほめてもらえない私は活動がつまらなくなりつつあるが、ちっぽけな肩書きがあって毎回やらないといけない仕事があるので、参加しないわけにいかない。幹部に「最近活動に熱意が持てない」と言ってサークルを辞めることも可能だけど、ただでさえ友達プライベートの予定が少ないのにこのサークルを辞めるのは私生活に対するダメージが大きすぎる。

趣味なんだから、日々の仕事生活に支障のない範囲でやれば良いはずなんだけど、上級者たちの取り組み方はどうやって家事やその他の雑事をこなす時間を捻出しているのか理解不能だ。ちなみに私は休みの日に寝過ごすことが多く、家事の要領も悪くて時間がかかるので、趣味に割ける時間が少ない。

家庭もちで家族の面倒をみなくてはいけない人々に比べて百倍自由なはずなのに時間が確保できなくて悲しくなる。あと、あまり完璧主義ではないので、それほど細かいところにこだわらず、雑な部分が残りやすいのでどうしても残念な作品になる。センスの良い努力家たちの作品の完成度の高いこと。毎回集まりのたびに彼らの作品を見て凹んでいる。

何でそんな飯の種にもならないことに情熱を注げるのか分からない。飯の種にならないがゆえに、上司つべこべ言われることもなく、自分趣味嗜好を発揮できるのが楽しいのかなと思うけど、私はアイディア貧困で、作品作りにあたって斬新なイメージを持ってアタックすることができないので、さほど欠点のない作品であっても何か面白くない代物になりがちである

皆のあまりレベルの高さと熱心さに、趣味が苦行になりつつある。私の作品が平凡だろうがレベルが低かろうが、誰にも迷惑はかからないんだけど、とにかく自分がつらい。他に長続きしている趣味がないので、休みの日にやることがなくなるのもなんだかなぁ…。

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    • ごもっともです。が、実は先生講評も定期的な集まりもないゆるサークルにも所属しているのです。そっちはノルマがまったくない代わりに自分が積極的に動かないと、メンバーたちの...

      • 努力しないで、力を抜いて好きなように作った物に特別なセンスを見いだされ、周りからちやほやされるけど本人はますます謙遜していて人柄に好感が持てる。 等ということはおおよそ...

      • 大して作品を作りたくはないと思ってることに気づこう。

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