2018-07-19

#わたしケロロ

ケロロ軍曹を始めて見たのは小学4年生のときだった。HGウェルズの「宇宙戦争」を何度か読んで、宇宙人地球人と相容れない存在であり、

そもそも宇宙人地球には住めないのだと信じていたあのとき宇宙人人間が共同で生活を送っている描写で「なんだこれは」と思った。

でも、何話か見ていくとだんだん面白おかしく感じてきて、毎週見るようになった。友人の家に遊びに行って、ゲームキューブスマブラを遊び

金曜日夕方「『ケロロ軍曹』の時間から見せてくれないなら帰る」と図々しく言っていたような、ないような……。

今でも印象に残っている回は、「ケロロ&冬樹 もうひとつ世界」。ケロロが皆の前から姿を消した世界と、ケロロの事を全く知らない冬樹の世界

描かれる。ケロロの事を全く知らない冬樹は緑の宇宙人との遭遇を喜ぶが、ケロロが事の顛末を話すと「自分が呼んでしまったのかもしれない……」と

言うんだったかな。中学2年生の冬樹が「自分のせいでこんな事になってしまった」と言っている姿に、誰も見たことのない宇宙人を見つけた後で

自分にこんな事が言えるのかな、と考え込んだ。結局そこでどんな結論づけたかは思い出せないけど、面白さとシリアスさがある良い作品なんだと感じた。

宇宙人」という存在には相当興味を持っていたので、当時は自分と冬樹を重ねてアニメを見ていた節があったし、中学2年生になったとき

宇宙人が目の前に現れないかな」とずっと考えていた。正直今考えると変な奴だと思うけど、本当にそこまでハマってた。

から、冬樹役の川上とも子さんの訃報で声が変わったときは、これはアニメなんだと気付かされて冬樹と自分を重ねることもなくなり、

「『宇宙人』が目の前に現れないかな…」とは考えなくなった。確か、その辺りでケロロ軍曹パロディアニメだというのを知って、元ネタとなった

機動戦士ガンダム(初代)や新世紀エヴァンゲリオンを見るようになり、どんどんSFというジャンルが好きになって、ケロロ軍曹からは離れていった。

今は働きながら暇な時間を見つけてSF小説を読んだり、海外SFドラマを見たりするけど、結局自分SFというジャンルに入るきっかけを与えてくれたのは

ケロロ軍曹だし、ケロロ軍曹というアニメを見たかSFが好きになり、それで今幸せなので、ケロロ感謝してる。

あとは、ケロロ軍曹制作現場?にケロロ小隊の顔を付けて流していたエンディングが好きでした。

アニメを見る人、アニメを作る人がいて、出来ている作品なんだな、と。

今でもアニメはもちろん見るけど、お気に入りエンディングを聞かれたらあの実写エンディングは外せないです。

Twitterに書くと恥ずかしいのでこちらで書きました。制作陣の方々ありがとう

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