家族と喧嘩して衝動的に自分の頭を柱にぶつけまくったりお腹を殴りまくったりしてしまった。
また。
せっかく薄くなっていたあざがまた濃くなりそう
頭は鏡でぱっと見てわかるくらいでかいたんこぶができてしまった
後頭部をぶつけると手先と足先がぴりっとしびれるような感じがして、ここはぶつけたらやばいとこだなという感じがした
前頭部はぶつけた瞬間視界が白くなった
食欲が全然ない
早く片付けをして首を吊らないといけない
全部オレが悪い
悪くないと責任逃れしようとするプライドにいつまでしがみついているんだ
お前が悪い
さっさと死んだほうが周りを煩わせることもなくなるんだよ
そんなことないよという励ましを期待してるのか?
とことん腐ってるなお前
そんなことあるんだよ
自分に向き合う強さもない逃げることしかできない人間とか生きる価値ねーよ
今思えば、いつかこうなってしまうと、はじめから解っていたのだと思う。
でも、もし駄目になってしまうとしても、その前にゴールに駆け込むことさえ出来れば、何も問題がないとたかをくくっていたんだ。
ゴールはまだ見えない。
あの頃想像していたより、僕たちは長生きしすぎてしまったんだろう。
一時停止ボタンなんかどこにもなくて、力一杯全力を出し切った、その瞬間に都合良く存在が消えてなくなったりもしない。
疲れ切ってしまって、戦う気力なんか全然なくなって、勇気とか希望とか自分を守ってくれるものが全部失われてしまって、映画だったら「終」とテロップが出るような場面が過ぎても、生活は続いてしまう。
けして止まらない。
そこからが本当に人間が生きるということなのだろうと、最近はそう思ったりもする。
ドラマが終わって、興奮から冷めて、何も心を守ってくれなくなって、これからはもっと大変な毎日が続くだろう。
でも、どんなに苦しくても、心が死んだようになって、痛みも喜びも何も感じることが出来なくなってしまって、何をしても無意味に感じられて、もう駄目だと思っても、諦めないで、自分に耐えて、もう少しだけ頑張ってほしい。
小さな頃に見ていたものは、まだ何も知らなかった時代のまぼろしなんかではなくて、いまでも見ることができるずっとそこにある変わらないものだった。
僕は気がつくのが遅すぎた。
でも、こんな僕でもまだ全てを失ったわけではなかった。
時間が過ぎて、僕のことは忘れてしまっても構わないけれど、僕が今ここに書いている言葉のいくつかをときどき思い出してくれるなら、それより嬉しいことはない。
追伸。今までありがとう。
出来ることならば、誰も憎まないで生きて下さい。
わかった寝ろ