当時はDSiの「うごくメモ帳」というゲームで、メモ帳へのコメント機能を活用してちょっとしたチャットをしていた。今使っているはてなIDもその時使ってた物。日記を投稿したりチャット専用メモのコメント欄に深夜まで居座ってチャットしたり。当時まだ中学生だった私はいろいろ拗らせてたから、荒れてるコメント欄に飛び込んで好き勝手遊んだりとかもしてた。
そんなことを繰り返してると何となく顔なじみ(顔は見えてないけど)になる人も当然出てくるわけで。偶然どこかのコメント欄で遭遇すると挨拶して雑談する程度の仲にはなった。
うごメモユーザーの中には、仲良くなった人にTwitterやmixiを教えてうごメモ外でも交流するって人もいた。けれど私はネット上でもコミュ障を発揮して、仲良くなった相手にもうごメモ外のアカウントは教えず、こちらから聞くこともしないでいた。
そんなうごメモ生活を続けるある日、はてなからうごメモサービス提供終了を告げられた。ゲーム自体は残るけど、投稿サイトが無くなる。今まで投稿したメモも無くなる。今まで残したコメントも無くなる。コメント欄でしか話したことのない人達との繋がりが無くなる。
そんな状況になっても私は外部サイトでつながろうという提案すらできず、仲の良かった人達とコミュニケーションを取る場所は無くなった。
せめて、いつか誰かが気づいたらいいなという微かな希望を抱いて、はてなIDのプロフィール欄にTwitterのIDを載せた。まあ誰からもフォローが来てないのでもう忘れられているってことなんだろうね。
10年近く経って、たまに当時のことを懐かしむようになった。そして一緒に思うのが、あの時会話していた彼らの現在のこと。
向こうはもう私のことを忘れているだろうから、わざわざ探してまた話したいなんて思わない。けれど、いま何しているのか、そもそも生きているのかくらいは気になる。
彼らもはてなIDを持っていたことは確かだから、増田を見ながら「この中にあの人たちがいるのかもしれない」なんて想像を膨らましている。
見てるだけだったけれど、うごメモ、楽しかったよ。 面白いのもあって、なごめたなぁ。