2018-05-22

ごはんを食べて「おいしい!」って言う癖

子供の頃からかにつけて「おいしい!」を言っていたな、と最近気付いた。

未就学とか、小学生低学年とか、それくらいから。実際母の作るごはんはおいしい。それを差し置いても私はしょっちゅう「おいしい!」と言った。

きっかけや理由曖昧。母を褒めようとしていたような覚えはある。だから、無理のある「おいしい!」もあった。

キュウリトマトレタスハムをよそっただけのサラダに「お母さんがスーパーで選んだキュウリおいしい!」って言ってた記憶がある。我ながら苦しい理由だ…。

大学に入った時、一年だけ一人暮らしをした。その間、実家は母と父だけの二人になった。

父は、あまり料理感想を言わない。味音痴ではないし美味しいものは美味しいとわかる人だけど、言わない。既製品に対する文句ダメ出しはするあたり、美味しいイコール味が気にならないからわざわざ口に出さないのだろう。が、悪く言うと、母の料理には無頓着のように見えた。

それが関係しているかどうかは微妙なところだが、私が実家に戻ってきてから、母は何度かこう言った。

あんたがおいしいって言って食べてくれるから作りがいがあるわ」

私の「おいしい!」はもう癖になっていたから、そうなの?としか思わなかったけど、あとからちょっと照れた。

そんなことを言われたので、「おいしい!」は積極的に言うべきなんだなーと思う。なにも作り手のためだけじゃなく、自分のためにも

美味しいものをおいしいと言うと、さらにそれが美味しく感じられる。言葉を発した口の動きで、音を捉えた聴覚でオイシイという情報が脳に入ってくるので。て塾の先生が昔言ってた。

でもおいしくなければ言う必要はない。

私は「おいしい!」と言ったその口で、「煮物ちょっとからいよね」とか「今日味噌汁薄くない?」とかわりと言います

それで、うるせえ文句あんならテメーが作れや!てブッ飛ばされてもなにも言えないけど。

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