2018-04-02

anond:20180401164151

Aくんにきちんと「説明」できないとしたら、Aくんが「彼基準では」間違ってない可能性もあるよね。

例えばあなたが「小学生10人のチームに配属された」として、集計作業を全部「たとえば、1こ、2こ、5こ、3こ…と注文がきたら、面倒くさがらずに必ずペアにして、「1+2=3、5+3=8 だから3+8=11」って書いてね。で、最終的な合計だけを返して。」とか指示されて、一応その通りにしようと思っても、そんな入力1000個くらいあったら、さすがにキレそうにならない? もう少し業務改善できないのかとか思うんじゃないかな。でも、社員の基本が小学生だとしたら、そうしない限り「いつでも誰でも検算できる」保証がなくなってしまうわけで。でも、そんな作業残業とかさせられたら、そのうちこっそりエクセル使っちゃうんじゃないか

で、見つかって「ダメだよ、言うとおりにしないと。」とか「なんで言うとおりにしないの?」とか責められたら、あなたの返事もAくんのようになるだろうね。「数字を二つづつ足し算して書くってことですよね。分かりました→やらない」「すみません、でも~(延々と自分がなぜそうするかの説明、ただし周囲には理解できない)」…ね? 実際にAくんとその周囲に大人小学生ほどの差はないかもしれない、でも、Aくんがこれまでいた環境は、大学などの「みんな賢くて共通の関心を持って独立して有能で熱心である」ことを前提に構築された組織。対して一般会社などは、「グループ作業し、一定確率で恐ろしい怠惰無能、不誠実な人間存在して、それでも致命的な事態が起きないように」設計された組織。前者に適応していた人間にとって、後者組織に放り込まれとき違和感というのは、それこそ大人子供集団に放り込まれたくらいあるわけよ。

というわけで、Aくんに「言い聞かせる」ことができる人がいるとすれば、Aくんの違和感理解して寄り添うことのできる人でしょうね。同じ違和感を感じて、そのギャップを乗り越えた経験者、Aくんにキレずにその説明を聞き理解し、なぜそれでは困るのかをきちんとAくんに納得がいくよう説明できる人。そういう人を探してお願いするしかない。そうでなければ、遠からずAくんは病むか退職かの二択を迫られることになるよ。それはあんまり好ましいとは言えないことだよね。

  • まだやってるにゃん ニート達ってにゃん達より暇なんだにゃ

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