2018-03-19

乃木坂春香オタサーの姫の夢を見るか

乃木坂春香の秘密の続編、乃木坂明日香秘密が来る4/10に発売される。

涙は出なかった。

感動するには時間があまり経っていないし、そこまで人気のあるシリーズでもなかった。

アニメ特に面白かったというわけでもない。

作画は当時から見ても平均以下だったが、オープニングの曲が好きだった。

作品自体思い入れはそこまでないが、俺の青春の1ページと言っていいだろう。

この情報を始めて知ったのが昨日であり、自らのアンテナの低さには呆れるばかりだが続編発表に寄せて思いの丈を吐き出したい。

乃木坂春香の秘密電撃文庫から出ていたライトノベルで、記憶が確かなら2006~2012の間続いていたシリーズである

当時狂ったようにラノベを読んでいた学生の俺は当然存在を知っていたし、当時のアニメ化発表の時点で全巻揃えていたはずである

乃木坂春香の秘密ストーリーの大筋は隠れオタであるヒロインと当時流行っていたタイプの冴えない主人公ドタバタラブコメであり、隠れオタのご令嬢など身近に存在しない俺は特に感情移入することもなくしゃあ先生イラストのためだけに買っていた。

ストーリーなどあってないエロ主軸の話ではあるが、当時の風潮としてオタク比較迫害されており、ヒロイン乃木坂春香も周囲の無理解に悩むような描写が多かったように思う。

その娘(おそらく)である続編のヒロイン明日香が言ってしまえばオタサーの姫ポジションであるというのは、時代の流れを感じずにはいられない。

乃木坂春香の秘密と似たようなテーマ作品は、浅学非才にして、俺妹ぐらいしか思い浮かばないが、俺は俺妹が嫌いなので多くは語るまい。

とにかく、時代が変わったということを強く実感したのだ。

ラノベも変わった。

今やメインストリームは電撃でも富士見でもなく、なろう書籍化である

いぬかみの完結から気持ちが離れだし、とらドラの9巻で決定的にラノベを読むことを辞めた自分も、ここ数年はなろうしか読んでいない。

オタクに対する風当たりが変わり、ラノベ界隈であまり存在感を示せていない電撃文庫で、今の時代象徴するような続編が出る。

アニメイトにラノベを買いに行くのも久しぶりである

話の筋は好みではないが、作者もイラストレーターも続投と恵まれている方ではないか

とりあえず、買って読むしかあるまい。

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