ということを考えながらTwitterで「SIer 親でも殺されたのか」で検索して引っかかってくるエントリが、だいたい同じ会社の同じ人によるものだったので改めてそう思った。
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企業主体の開発者ブログをフォローする動機って「実践的な技術の話を読みたい」とか「社内の雰囲気を知りたい」からだと思う。そしてたぶんだけど、開発者ブログを設けてうまいことやっている企業は「実践的な技術の話をしてそれをやりたい・補ってくれるエンジニア・企業にアピールする」とか「社内がいい雰囲気であることをアピールして転職希望者に認識してもらう」とかを念頭に置いてエントリを公開してメンバーを増やしたり他の企業と仲良くなったりしているんじゃないんだろうか。
ひるがえって他社・他業種を叩いたり、できないエンジニアをdisったりする記事ばっかり目立ってる企業って、上で書いたとおり「他社(できないエンジニア)に親でも殺されたのか?」と思うし、エモーショナルな意見ってプロダクト紹介みたいな事実の列挙より印象に残りやすい。それこそ今の職場に親を殺されたエンジニアを集めたいなら全然いいんじゃないかと思うけど。
所属先のブログで他者をsageるのって、ありていにいえば、ずるい。例えば上に挙げたエントリとか、同社の特定カテゴリの「できないエンジニアdis」系エントリってだいたい同じ人が書いてるんだけど、今回改めて記事を読むまで気づかなかった。Twitterの検索結果にもある通り、「あの会社はSIerに親でも殺されたのか」と思っていた。
同じ内容のエントリを個人のブログで書いてもきっとそこまで読まれない。読まれたとしても少なからずネガティブな反論はあるだろう。それをすでに固定読者がついてる、企業の名前を掲げたブログで書いて人格攻撃を躱してるのってなかなかにずるい(人格攻撃を肯定しているのではなく、人格攻撃をしたくて仕方ない人はそこら中にいますよという意味)。
ということを考えていたらやっぱり同じようなことを考えている人がいた。
http://b.hatena.ne.jp/entry/345346287/comment/randomqueen6
ていうか企業主体のブログってダブルチェックとか入るものだと思うんだけど、入った上で他社叩き・できないエンジニアdisのエントリが目立ってるとしたら企業丸ごとそういう体質なんだなと思うし、「広報」の範疇であろう企業ブログに社内のチェックが入ってないならそれはそれでちゃんとPRの内容読んでくれる会社なのか不安ではあるよねって思う。