そんな事言われてもどうやって教えたらいいんだ。
私は一応碁が打てるんだが(囲碁クエストの9路でレーティング1400~1500台を行きつ戻りつしている。)、打てるといってもパソコンやスマホのアプリなどでしかやったことがなくて、リアルの碁石や碁盤は持っていないし触った事すらない。なのでまずは囲碁セットを購入する事から始めないといけないのか。
碁盤のアプリで教えるのは子供にはわかりづらくて厳しいと感じる。将棋を教えた時も本物の将棋セットで教えた。
将棋を教えるのは案外簡単だった。将棋は駒の役割とルールがはっきりしているからだ。娘は駒の動きを頭に入れて、基本的なルールを覚えただけで、あとは勝手にめきめきと強くなっていった。
しかし囲碁はどうだ。基本ルールはとてもシンプルなのに、自由度が高いが故に大人が見ても訳のわからないこのゲーム。子供に教えるなんて大変過ぎるだろうと、やってみる前から私は挫けている。
子供向けの教本を見ながらやっていきたいところだけれど、将棋を教えた時、教本を出した途端に娘の目が死んだ魚の目みたいになったのを思えば、それはきっと無理だ。
棋譜並べ、やりたくなーい。
詰め将棋、やりたくなーい。
と将棋を教わった時に言い張っていた娘である。思えば娘は教わっていたというより、ルール説明だけを受けてあとは好きなようにやっているだけだった。
囲碁も基本ルールだけ覚えさせてあとはほっとけばいいのだろうか?あとは「銀星囲碁」にでもお委せする事にして。挫折したらそれはそれで別にいいかな、みたいな。
ところで、先日地域の文化祭てきな催しがあって、そこで地元の将棋クラブが教室を開いていたので、娘を連れていった。
将棋教室といっても、いきなり娘と私とで指させられて、それをクラブの人達が取り囲んで観戦し、軽く感想を言ったり指導したり、というものだった。特に上達の助けになるというほどでもない。しかし収穫はあった。
教室には娘と同い年の女の子が来ており、それが娘には大変良い刺激になった様だ。初めて一緒に将棋を指せるおともだちが出来る予感で娘はわくわくしている(ただし、その女の子自身は家族ぐるみでガチで将棋をやっている子なので、あまり将棋で「遊ぶ」というテンションではないのだが)。
そして、将棋クラブの人が、毎週開かれている将棋教室の場所と日時を教えてくれた。私の住んでいる市には将棋教室は一つもないものとばかり思っていたが、ネットや広告等で宣伝していないだけでずっと存在していたらしい。次回の教室を見学させて貰える事になった。
娘の前にはこうして新たな世界が開かれようとしている。
将棋よりも囲碁の方が面白いからね。仕方ないね。 将棋なんて止めて、囲碁をやらせた方が、どう考えても娘のため。
ゲームボーイアドバンスのヒカルの碁で覚えた。 囲碁は理屈で説明しても理解が難しいので、AI相手に打ちまくるのが近道だと思う。