私はとある病院で調理の仕事についています。朝昼晩の3食、患者様に提供するお仕事です。この職種を選んだ事、かなり朝の早い仕事になった事、特に不満はありません。まだ社会人のひよっこという事もあり、まだまだこれからだと前向きに考えています。
けれど一つだけ。たった一つだけ、生きる事さえ辛いと思う事があります。他人の目です。評価という言葉の方が分かりやすいのかもしれません。
職場には歴のある古株の調理師さんがいらっしゃいます。その方はとても技術も知識も優れ、臨機応変に対応して下さるのですが、何故か私への態度がとても冷たいのです。確かに、不器用で慣れるのにも時間の掛かる石頭な性格なので、一重にその方が悪いという訳ではありません。寧ろ原因はこちらだと重々承知しています。
ですが、何か小さなミスをした度に大声で名前を呼びつけ、間違いでなくとも問い詰め、去り際に耳元で「使えない奴」「ほんと何も出来ないね」と言われる事が一年以上続いたら流石にメンタルも異常をきたすのではと、数ヶ月前まで鬱に近い状態まで追い詰められていた自分を思い返しました。
いつの間にか、その人の目を気にするようになりました。指摘されないように、完璧にこなすように。そんな事ばかり考え、また呼びつけられると血の気が引くような思いで出向いて。気付けばほかの職場の方の目も気にしてしまっていました。
怖い、死にたい、消えたい。これが職場で毎日の様に思うことです。何もなくとも勝手に自分を追い詰めて、勝手に落ち込んでいる自覚はあります。ですが、息苦しさや言葉が出にくくなってしまうのはもうどうしようもないのかと思うようになりました。
昔からいじられキャラとして生きるしか無かった身の上で、肩身の狭い思い、他人からの評価、悪口陰口の被害妄想などなど、それらが今になってさらに根強くなってしまいました。生きるだけで精一杯だなと、今これを書きながら思います。
もしかしたらもうとっくに精神が危ないのかもしれません。けれど、友人と話したり遊んだり、自分から出掛けようとする前向きさはまだまだ変わらず残っているので、大丈夫なのかなとも。ですが、どこへ行っても誰と話しても目を気にして恐ろしく思ってしまうのはもう諦めています。
人の目、人からの評価は変わらず恐ろしく、職場では言葉に出来ないほど、何かが積もっている気がしています。けれど、まだ笑えるなら生きているのも頑張れるかなとも思います。