私は運輸系の企業で働いている。
運輸系というと昨今のトラックの運転手や船員の高齢化、人手不足問題や
残業未払い、休みの少なさ、過剰な労働時間という話題には事欠かない業界だ。
そんなななかで私の勤めるこの会社は定時で帰れて有給やボーナスもしっかりでる俗に言うホワイト企業である。
だがしかし、当社のホワイト環境というものは下請け企業のブラック労働によって成し遂げられているのだ。
具体的に言うと当社は元請けという立場であり自分で運ぶことももちろんするが
そこからさらに下請け企業へ仕事を割り振り手数料を頂いて利益を得ている。
なぜかというと詳しくは言わないが下請け企業は我が社からの仕事がないと立ち行かないし
それを良いことに必要最低限の運転資金がなんとか残る具合で調整し残りを当社が搾り取っているわけだ。
こんなことが許されるのかと若手の社員からは異論があるが現在の良好な福利厚生や給与は全てこれで成り立っているのだから表立っては誰も言えない。
これから何かが起きそうな気もするがその時が起こるまで当社はこの搾取体質をやめはしないだろう。
よくブラック企業に自助努力やそれが出来ないなら潰すことを是とする意見があるが
このような下を犠牲にする企業が存在する限りブラック企業はなくなることはないと思う。
どんなホワイト企業にも「キョーリョクガイシャ」というブラック会社経由で働いている人材がいる。 ホワイトを維持するためにはブラックが必要。ほんとに実感としてある。 ホワイト...
少なくともお前んところが搾取をやめればお前んとこの下請けは救われるよ