そもそも伝えたい事が100%伝わること自体が絶対にありえないんですよ。
そもそも伝える側が自分の伝えたいことを100.00000%整理できているとは言い切れないわけですから。
その上で伝達手段としての言葉や図でも受け止め方の微妙な差異によってどうやっても齟齬が生じますからね。
数字を使えば齟齬は大幅に減らせますから数字だけで伝えられる物なら何とかなりますけどね。
とはいえ数字も書類への印刷時に字が潰れて見づらいとか簡単な計算ミスをそのままにしたとかがあるんで完全には信頼できないわけで(出力しようとした言葉の言い間違いとかもコミュニケーションにおけるエラーだと私は認識しています。そこはコミュニケーションではなくて作業のエラーだと考えることも出来ますが、人に伝えるための図面や文章を用意する出力作業は大きな括りではコミュニケーションに含まれるというのが私の考えです。異論は認めます)。
こういう伝達をしましたよね伝わってますかユーコピー?→伝わりましたよアイコピー。
自分の周りだけなのかも知れないのですが、それを怠ってる人が多いなと感じます。
わざわざ確認なんてするまでもないよねハイハイ伝わってるよねで全部済ませていて問題が起きてから「は?コミュ障?アスペ?えっ?俺がアスペ?」とかなってしまっている人をかなり見かけます。
そういった時に、確認を怠ったという事に問題の原因があると考えず、どちらかのコミュニケーション能力に原因があったと考える癖がついてる人もまた多く見かけます。
これって良くないと思うんですよね。
曖昧な表現を上手に汲み取る能力を上げましょうという漠然とした改善案を出すよりも、再確認の頻度を高めましょうという明確な改善をした方がいいのではないでしょうか。
コミュニケーションは人間のやることですから失敗する可能性を考慮して、それを確認する作業も含めて工数見積もりしていかないとリスキーなんじゃないですかという話でした。
以上です。