そんな気がする。
一緒に困った顔はしてくれるのだが。
そのうち仕事が手につかなくなってきた。
やるべきことが分からない。
分かるまでとても時間がかかる。
そうしてる自分を見た同僚に、
などと言われるようになってきた。
彼らなりの気遣いなのかもしれないが、からかわれているようでとてもつらい。
顔をクシャクシャにして泣いている。
誰もいないから遠慮がない。
それでも声は出さずにいる。
探す時間は作れるだろう。
なんて馬鹿な考えだ。
いつになったら英語ができるようになるかな。
30年生きてきて英語に触れてきてこんななのに今更そんな簡単にできるようになるわけ無いだろう。
仮にできるようになって、どうやって海外の企業にアプローチするつもりだ。
今まで日本にずっと腰を据えてきたくせに、お前を雇う外国の企業は一体何が目的だ。
今すぐ現状を改善する手立ては無さそうだ。
そろそろ耐えられそうにない。
死んだら全部終わりなことは分かっている。
いや分かってるならこんなことにはなってないのかもしれない。
脳細胞が死んでゆく。
行き場を失い死んでゆく。