激務にパワハラ、モラハラ、寝る時間もほとんどなくてほぼドクターストップがかかった形で。
インフルエンザでもノロウイルスでも、無理して出社してこいと言っている会社の社員には、
ああ、体を壊したのねと理解してくれる人なんて誰もいなかった。
まあ、社長には嫌味を言われるだろうなと何となく覚悟はしていたがまあものの見事にぶち切れ
お前を雇うのにどれだけ金がかかったと思っているんだ、給料泥棒め、死ねと罵声のオンパレードで、最終的に処理してたらしい書類やら何やらが飛んできて慌てて逃げた。
50過ぎのおっさんが20代の女に物を投げてキレているのに、部屋にいた男の人は止めもしなかったし静かに何も言わずにこっちを見てた。
さすがに、社長から殴られそうな勢いだったんで、そのまま逃げて女子更衣室に身を潜めていた。
ちょうど、社長が休暇を取って4泊5日のバカンスに行く出発前に会社に顔を出していたタイミングだったのが救いだった。
やっぱり私も女なので、大の男の怒鳴り声は本当に怖くて、情けなくて泣いていたら女子更衣室に先輩が怒鳴りに来た。
「病気なんて嘘でしょう!あなたはただ辞めたいだけなのに病気という言い訳をしている」と怒鳴られ、本当に体調不良で!というと
じゃあ病名から症状まですべて言ってみろ!というので生理が止まった、血尿が出た、などなど訴えてみたが
「じゃあどうして血尿が出た時点で、事務の先輩に体調が悪いと相談しなかった?医者に行く前にまず、会社に相談するものでしょう!!」と言われて、もうそこですべてのやる気をなくした。
喋るのも面倒くさいし嗚咽が止まらなくてしゃべれないので、飽きたのかさっさと先輩は去っていったが。
前置きが長くなったけど、あの時の先輩に聞いてみたいなぁ。
「将来、あなたのお嬢さんが社会に出て体調を崩したとき同じこと言えるんですか?」と。
あなたは私の娘じゃないでしょう!とか、自分の娘には言わないわ!というのであれば、他人にももう少し優しい気持ちを持ってほしい。
言えるわ!!と胸を張って言うのであれば、自分の親からそんなこと言われたら多分一生立ち直れないので、言わないであげてください。
私はあなたの娘ではありませんが、あなたの言葉が今でもすごく深く突き刺さっていて、退職からもう半年ほどたつのに未だに夢に見るのです。
もう私の夢に出てこないでください。
もう半年にもなるのに、ふとした時に社長の暴言が未だにフラッシュバックして悲しい。
おお、そうか。大変やったなあ。 ところで、新しい仕事は始めてないんか? 心機一転して落ち着いたら、 昔のことなんか自然と忘れるもんやで。