2016-09-19

大学中退せず不本意なレールに従った結果

手に職を得て、自分の働く環境や働き方をある程度選べるようにはなった

とりあえず生きていける分+貯金月にいくらか分だけ働いて、あとは時間趣味読書なので割と金がかからない)に使って、それなりに幸せである

 

良かったことはそのくらいだな

大学で学んだことはもちろん仕事に役立っているが、仕事のものが好きじゃないので嬉しくはない

向上心がないのでもっと仕事活躍したいとかも思わないし(だって活躍するって忙しくなることだろ?)

進路で迷ったことが何度かあるが、そのたびに親に「一番良い」レールを指示されて、乏しい経験の中から考えてひねり出した俺の意見は一笑に付された

ミュージシャンブロガーアニメーターになりたいと主張したわけじゃない

国家資格が取れる道で自分がやりたいと思えそうなもの提案したけど、それが親の考えではやや「劣る」道だったか相手にされなかったんだ

 

親に反抗できなかったのは自分根性なしのせいなので、それはそれで仕方がないと思うが、そこで折れたときに色々とバッドステータスを受けてしまった

「俺は世の中の事なんか何も分からないバカ」「物事の決定に自分好き嫌いなど考慮してはいけない」「周囲に迷惑をかける可能性がある選択はしてはいけない」

親が直接こういうことを言ったわけではないが、自分を納得させるためにこんな感じの考えに心を支配されてしまった

 

このバッドステータスは俺の人生を大きく損なったと今でも思う

それでも少しずつ解除はしていって、以前よりもだいぶ楽になったし、そうなるとレールに従って得た職や技術がそれなりに便利な道具になる

しかしここまでにもう20年ほどかかってしまったし、まだ完全に解除は出来ていないし、死ぬまでにそれが可能かもわからない

 

レールを外れたらそれはそれで別のバッドステータスが待っていたかもしれない

でも今受けているバッドステータスの少なくとも一部は受けずに済んだかもしれない

全ては「かもしれない」だけで確かめようもない

まあ少なくとも、レール通りだからって楽で退屈で変化がないなんてことはないよ

あらゆる道にはその道なりの苦楽があるし、道の先がどう曲がるか、坂があるか、あるいは急に途切れているのかなんて、誰にも分からない

一本のレールしか歩んでないから知らないけど、たぶんそうだと思わないと、俺のバッドステータス解除が進まないのだ

若者よ、偉そうに説教しててもアラフォーだってこの程度だぜ

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