2016-08-21

シン・ゴジラに乗りきれない人と絶賛する人の差は

普段アニメを見ているかいないかの差だ。

言い換えればアニメ記号文脈をすんなりと把握する能力があるかどうかの差。そしてそれを違和感なく受け入れて物語に入り込めるかどうかの差だ。


アニメを鑑賞するっていうのは実は結構技術がいる。私は普段アニメを見ないので、特に最近アニメ萌えアニメ等はハイコンテクスト過ぎて何が面白いのか、何が行われているのかさえもさっぱりわからないこともある。


ディズニーアニメ等ではそのリアリティラインを丁寧に示してくれるので、違和感なく物語に入り込める。だが、庵野シン・ゴジラ(≒アニメ)は何の示唆も無しに次々とアニメ記号を連発し、普段そういった表現に慣れていない人を置き去りにしてしまうのだ。キャラクターストーリー、背景、セットやディテール、あらゆるものが「アニメ的」でその記号感覚的に理解できないので、ただ「陳腐」なものに写ってしまう。若しくはただ「面白い表現」と言うだけでそれを物語に繋げることが出来ないのだ。


特に今回は実写でアニメをやってるんだということを理解するまで時間が掛かった。


序盤の実写政治ドラマのやり取りから予想していたリアリティラインが、石原さとみが登場した時「??!!!」と、破綻し、全く理解できなくなった。「ん?なんで急にコメディーになったんだ?」と。どういう視点で鑑賞していいかからず混乱した。が、しばらくしてこの感覚前にも経験したと気づいた。エバンゲリオンだ。


バンゲリオンブームの頃、評判を知り、見た。はじめはその質感に興奮した。が、すぐにズッコけた。葛城ミサトペンギンが登場してシンジと如何にもアニメなやり取りを始めたからだ。あー、硬派なアニメって訳ではないのねと。そして最後まで物語りに乗りきれなかった。


シン・ゴジラもそれだった。石原さとみは、アニメキャラだったのか。アスカラングレーだったんだ。登場した瞬間には気づかなかった。アニメを見慣れている人ならすぐに理解してしまうだろう事でも、私にはしばらく分からず、何故こんな大仰な演技してるんだろう?と不思議でならなかった。そうか、アニメとして見ればいいのかと気づいたはいいが普段見慣れていないのでどうしても乗りきれない。面白いのは面白いが、とても覚めた自分がいる。こうして絶賛組との心の距離が離れていってしまうのだ。アスカの声がスクリーンから聞こえる。


気持ち悪い」


http://anond.hatelabo.jp/20160821110422

記事への反応 -
  • なぜ、「俺が気に入ったからこれスゴイ!」という反応を許容しつつ、「俺が気にくわないからこれダメ!」という反応を許容できないのか。 「俺が気にくわないからこれダメ!」とい...

    • 普段アニメを見ているかいないかの差だ。 言い換えればアニメの記号や文脈をすんなりと把握する能力があるかどうかの差。そしてそれを違和感なく受け入れて物語に入り込めるかどう...

    • 全員さくらだからだよ お給料もらって仕事してるんだからレビューはきっちり一方通行 自分で見に行って素直に好きだからとかいってるかわいそうな消費者は勘弁してやれ

    • ファンだから仕方ないと思う。 世の中全体でみれば、ファンの人とそうではない人がいて、 ファン→絶賛 そうでない人→肯定も否定もする という反応でしょ。

    • 同じこと思ってた。 twitterで気に入らない感想に噛み付いている人もいて怖い。 別に自分に対して言われたわけでもないのにわざわざ反応する意味がわからない。 自分の感想が否定され...

      • 自分に理解できないものは存在しないと思い込みたいのかね。 初めから歩み寄るとか理解してみようとかそういう選択肢が頭にがないんだろう。 かといって自分に理解できないこと...

    • 「自分と違う感想を持つ人の感性の否定」をするから角が立つんじゃないの?コミュニケーション能力の問題。 あと批評に対する批評もある訳で、不寛容というかナイーブというか泣き...

    • 別に気に入った感想に対して批判する人もいるだろうし、 今回は気に入らない感想に対して批判する人間が多かっただけだろ? それは結局作品の善し悪しで双方の比率が変わるだけの話...

      • 今回は稗と粟しか食ったことが無い「評論家」が異常に多いんだよな 白米を知らない一般人なら微笑ましいで済むのに

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