最近流行りのインデックス投資をする際には、手数料が安い投資信託またはETFを投資先として選ぶ必要がある。
米国ETFであるヴァンガードトータルワールドストック(VT)は、ランニングコストの点で優れているのだが、購入の際に手数料がそれなりにかかってしまう。多分そのせいもあって、国産のインデックス投資信託にいい物が出てきた昨今では微妙に人気が落ちつつある。投信ブロガーの2015年の評価は第3位で、前年から順位を2つ落とした(http://www.fundoftheyear.jp/2015/)。
しかし、ネット証券会社が行っているキャンペーンを利用すれば、条件付きながら、米国ETFの購入時の手数料を結構下げることができる。
自分が使っているSBI証券での手数料削減方法について以下に記載するが、もっといい方法があればご教示いただきたい。また、自分の考えに誤りがあればご指摘いただきたい。
SBI証券で米国ETFを購入するためには、まずドルを買わないといけない。
SBI証券で為替取引をすると1ドルあたり25銭かかる(https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/attention/trading/stock_exchange_01.html)。
しかし、SBI銀行の外貨普通預金では、1ドルあたり15銭で為替取引ができる(https://www.netbk.co.jp/wpl/NBGate/i900500CT/PD/gaika_futsu_01)。さらに、SBI銀行の外貨普通預金口座とSBI証券の外貨口座の間では手数料無料でドルのやりとりができる。銀行で買って証券に移せば、1ドル10銭の節約になる。SBIネット銀行「外貨普通預金」でドルを買った後、SBI証券の「入出金・振替」からSBI銀行で買ったドルの「外貨入金」を行えばドル移動が完了する。タイムラグはほとんどない。
さらに、SBIネット銀行の「外貨特BUY日」キャンペーンを利用すると、為替手数料が0になる(https://www.netbk.co.jp/wpl/NBGate/i900500CT/PD/camp_gaika_cost)。「外貨特BUY日」とは、毎月25日から3営業日だけ、外貨購入手数料が無料になるキャンペーンだ。
なお、このキャンペーンは2016年9月で終了予定らしい。キャンペーン終了後は、一度に1万ドル買う場合なら、難易度が上がるがSBI証券のFXでドルを現引きするのが一番安上がりになる。[SBI ドル 現引]でぐぐれば方法はわかる。そこまでやりたくなければ上記の銀行→証券ルートを使うことになる。
2. 購入コスト削減
SBI証券のNISA口座で米国ETFを購入すると、購入手数料が0になる(https://site1.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_nisa&cat1=nisa&cat2=none&dir=info&file=nisa_info151009_01.html)。
これらを利用すれば、為替手数料と購入手数料がゼロになるので、毎月ゼロコストでSBI証券NISA口座で米国ETFを積み立てることができるようになる。