日本サッカーの低迷の原因は、長所を理解せず、短所を武器に戦おうという愚かさに集約されている。 - Togetterまとめ
このまとめについてなのだが、サッカーの事はあんま詳しくないのであるが、身近な観測範囲で常に思うのは、「みんな『自分が判断して行動を起こす』という事を、間違えたら手足もがれるほどの重罪に値する位の感覚で非常に重大に捉えているんじゃないか」という事と、「『頭を使う』という事と『技術を使う』という事を混同している」という事であるのです。
不肖増田は制作系のお仕事で、企画営業ではない内勤のポジションをしているのであるが、同じ事の繰り返しばっかでつまんねえなと思い、ある日、勝手に企画を作って営業にプレゼンをして、まあオマケの小企画として採用になった。
その事を後輩ちゃんに自慢した時に帰ってきた言葉が、「勝手な事するなってやな顔されないんですか?」であった。
されねえよ。
されないように考えて作って、「これこれこういう風に話持ってきゃ、営業の力で何とかなんない?」って道筋かんがえれれば相手もこっちの絵図に色つけて動いてくれるっつーの。
誤解なきように言っとくと、後輩ちゃんは素直で才能あふれるいい子であって、白痴でも無能でもない。
しかし、「自分は判断する立場になく、立場にない自分が『判断する』のは規律を乱す重罪である」と思い込んでるようなのだ。
その時にどうすべきかを話し合った結果は、だいたい「コミニュケーションをちゃんととろう」「作業を効率よく行おう」であった。
具体的な何かが生まれると言うより結局「仕事に対する向き合い方の問題」に回収されるのであった。
増田は別の後輩くんに言ったね。
「俺らさぁ、技術は使ってるんだけど、頭は使ってないんじゃないの?」
そもそも、部署では人日の仕事量の計測も予測も立てて無かった。
なので、簡単なエクセル様の表を作って予測を立てただけで、無茶苦茶な作業分担はだいぶ減った。
今でも後輩くんたちがそれを使っていると知った時、長く役立つものを作って嬉しい反面、「君らいつまでそれ使ってんだ。そんなふっるいものより改善したもの作りなさいよ」と思った。
なんつーか、腕力以外はざっくり「頭を使う」でまとめられてて、「技術」と「知的作業」に違いがあるって事をそもそも考えてない様なんだよな。