確かに深刻なストレスが原因になるにしても、それはまず運動不足や栄養不足から、
腸内環境の悪化を通じて脳の機能不全が生じ、最終的に精神活動の不調が現れるのです。
もはや精神医学の本場米国では、カウンセリングはおろか、向精神薬ですら時代遅れで
ひたすらエクササイズか、食事(サプリ)療法、プロバイオティクス礼賛の傾向がある。
日本ではダイエットかオサレとしてジョギングを楽しむ人が多いけど、そもそも米国ではエリート達が
高ストレス環境における精神安定の効果を求めて走りだしたのが流行のきっかけだったりする。
フロイト系統の精神分析の手法を用いる精神科医がたくさん残存しており、
トラウマ探しと称して、患者に新興宗教まがいの洗脳を行ってる個人クリニックも少なくない。
また、鬱病の原因として、もはや時代遅れの「セロトニン(=モノアミン)仮説」が大手を振るい、
半ば神話化しており、この不毛な状況が改善されるまで少なくとも10年くらいはかかるんだろうと思います。
事実、精神を病んでいる人の腸内環境を調べると、かなりの割合で悪玉菌の巣窟となっていることが多いらしく、
逆に抗生物質とプロバイオティクス食品で腸内環境を改善してやったら、難治性の鬱病がウソのように改善した
という報告がたくさん上がっている。