これに関係ある仕事を少しやったことあるんだけど、なかなか難しいんだよ……。
というのも、地方のひとは、特に中年以上の人は物語の価値をほとんど、というか、全く認めていないんだ。いや、それがあればいいなあ、とはうっすら思ってるみたいだ。しかし、お金を払おうとは思ってない。まず絶対にお金を払わない(予算がつかない)。彼らは、車や家や土地には価値を認めるけど、コンテンツには価値があることを認めてくれない。だからそういう企画が実行されない。
また、物語が現実ではないってことも、認めてくれない。うまく説明できてるかどうかわからないけれど、何らかのデコレーションをするということを拒否する。自分たちの居住地(地方)が、何の脚色もなくあるがままでほかの地方(都会)の人に認められて、収入が増えるような、そういう企画じゃないと通らない。んなこと言ったって、あるがままにしてたら若者居なくなって過疎化してるんじゃねーですか。意味わからん。
また、地域の人間関係や既存のパワーバランス維持が、地域の経済的自立や発展よりも優先される。だから、その地方の何か(ホテルでも土産物屋でも印刷屋でも)と組むとき、外部の人間にはわからない目に見えない暗黒規制があり、それにぶつかると計画がいきなりとん挫する。
こういうこと言いたくはないんだけど、田舎に住んでる連中は全員田舎者だ。田舎に生まれた田舎ものじゃない人間は、田舎者の作るリンチ社会に耐え切れずに田舎を捨てるので、田舎に暮らし続けられる奴は、鈍感で傲慢な田舎者だけだ。つまり、田舎者しか残ってないような地域が田舎と呼ばれるようになるんだ。
消費に物語が付与されてなければいけないという、ちょっと古い方法かもしれないけれど、地方に人を呼びこむにはもっと物語を生み出す人が必要なのではないか、と思っている。 アニ...
これに関係ある仕事を少しやったことあるんだけど、なかなか難しいんだよ……。 というのも、地方のひとは、特に中年以上の人は物語の価値をほとんど、というか、全く認めていない...
昔も「寅さん」だとかの映画ロケ誘致や、相撲の興行とか熱心だったように見えるけどなあ
指摘にあるように、大資本が企画したような町興しだとホントに一過性で終わるイメージする。 アップデートが尻すぼみになるんだよな。一発屋というか。経済的側面が強すぎるからか...