2015-12-26

国会議員育児休暇取得は,まだ早い

国会議員であっても,いや全体の代表である国会議員からこそ,育休取得はするべきだと思うんですけど,それには先にルール作りが必要だと思うんですよ。

自分は,士業で経営者で2歳の女児を持つ父親で,育休はとってないですが(休むと収入ゼロどころかマイナスになるので飢え死ぬ),妻子の誕生日には平日でも休んだり,比較自由に休んでます

で,国会議員の育休なんですけど,それ自体結構なことじゃないですか。

ただ,3つの大きな問題クリアしてからやるべきだと思います

1つ目は,国民代表としての職務問題

そりゃ,自民党議員だったら「1人くらい休んでても大勢には影響ない」って話になるかもしれませんが。

ある政党議会に1人しか送り込めなかったとか,無所属当選しているとか,そういう議員が育休とった場合,その人に入れた有権者意思がまったく国政に反映されない危険もある。

「せめて会期中はやめてくれ」って話も納得できるんですよね。

2つ目は,歳費の問題

育休とってる間も給与が満額支払われる会社ってあんま聞いたこと無いんですが,国会議員はそれでいいのか,って問題はあります

それでいい,って意見はあるんでしょうが,少なくとも議論してルール作りする必要はあるんじゃないでしょうか。

3つ目は,育休期間中の活動問題

たとえば,会期中に育休とって,増えた可処分時間を利用して地方選の応援に回って良いのか,とか。

何をやってよくて,何はダメなのか,これも先に制度化しとく必要がありますよね。

というように,国会議員の育休を認めるなら,先に決めとかなくちゃいけないことって結構あると思うんですよ。

議論によって結論が出るのを待っている時間は無いので,まずはやってみます」ってのは,安保法案ときにも思いましたけど,やっぱいかんでしょ。

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