■ハリウッドGODZILLA感想（ネタバレ）

ハリウッドゴジラを見てきた訳だが、良かった点と悪かった点をまとめる。

その理由にも触れるのでネタバレは避けられないので見たくない人は「そっとじ」を推奨する

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■悪かった点

渡辺謙の演じている芹沢博士がさほど役に立っていない。設定など無理矢理な部分がある

•フィリピンで誕生した怪獣ムートーの研究を15年続けていた

•主人公父が何を調査していたかを聞き出し、「生体音響」のヒントよりツガイの♀がいるのでは？と導き当てた

•核ミサイルではなくゴジラと怪獣ムートーで決着がつくだろうと予測した（根拠が比較的薄く信仰に近いものではあったが）

•2014年に父の形見の時計だとして、広島原爆の日に時間の止まった懐中時計を示してきた（広島原爆は69年前であり、芹沢博士は何歳なのか、父がなくなったのはいつなのかという疑問が生じる）

•広島原爆の話を引き合いに出すのが無理がある。スリーマイルやチェルノブイリ、福島の原発事故を引き合いに出した方がまだリアリティがあった（初代ゴジラに敬意を示したとしてもいささか無理がある）

ゴジラの動機がよくわからない

•怪獣の動機なんか知るかと言われればそれまでだが、ゴジラは深海でムートーの声を聞いていたがノーリアクション。♀が孵卵し♂の呼びかけに反応したところでゴジラも初めて行動を起こした

•なぜこのタイミングでゴジラが活動したのか、ゴジラの目的はムートーの繁殖を止めることだったのかなど、もう少し描写が必要だった

■良かった点

ゴジラが日本の造形に近くなった

ゴジラがきちんと放射熱線を吐く

怪獣対決がハリウッド映画で見れる。しかも１対１ではなく３体同時

劇中の発音がちゃんと「ゴジラ」である

一応日本が舞台として出てくる

ムートー♀の口内に零距離放射熱線で止めを刺すカットが斬新であり、迫力がある

■総評

ハリウッドで日本ゴジラに近いゴジラが動いているのを体感できるのはメリット

きちんとしたストーリーや作品に込めたテーマ、ポリシーまで求める人は見ない方がいい。不満を覚えるだろうから

Permalink | 記事への反応(0) | 21:44

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