2014-06-23

最低なことをしている自分にナルシズムを感じてしま

目をつけている女友達と飲んでいたら、ずっと聞きたかった言葉が聞けた。

「この前、彼氏と別れたんだ」

僕はすぐさま打ち明けた。前から好きだったこと、彼氏がいたから心を殺していたこと、僕の方が大事にできるってこと。

そうして、彼女の部屋に行って抱いたわけだが、それはぜんぶウソだった。真実は前からセックスしたいと思っていただけだ。

可愛いけれど、30過ぎて結婚できず、自分に自信がない。そのうえ面倒見がいいから、「使える」と思っていただけなんだ。

二年かけてチャンスを待って、隙ができた瞬間に一気に攻めた。すると陥落した。これで僕は三股になったわけだ。

次の日は職場の後輩とのデート。この子も「自分に自信がない」タイプの子で、僕の言うことは何でも聞いてくれるのだ。デート中に物陰を見つけたらフェラをさせ、口の中に出すことが楽しみになっている。頭を掴んで乱暴に腰を動かすことに興奮を覚える。陵辱に近い行為彼女が受け入れることが最上の喜びだ。

夜は知り合いとの飲み会があると言って別れて、別の年上女性と会って食事をした。この人には彼氏がいて、最初は「恋人いるから無理」と拒否されてたのだけど、デートを重ねて「手を繋ぐだけ」「ハグするだけ」「キスをするだけ」と少しずつほぐしていって、心の扉の鍵が解錠された瞬間に強引に開けて一気にヤッた。今じゃデート代は向こうが出すし、もちろん身体は好き勝手にできる。

僕は年上の前だと母性本能をくすぐる振る舞いができ、年下の前だと自分を偉く見せる横柄な態度が取れる。それを爽やかな草食系の見た目でコーティングして、ギャップでがんがん攻めるのだ。それで落ちる女性を見分ける嗅覚も磨いてきた。うまく言語化できないが、それはパッと見でわかるのだ。

自分って最低だなと思う。デート中でも隙を見てまた別の女にメッセージを送るし、持ち駒を増やすための施策は常に試している。何より女性との関係性を「セックスできるかどうか」でしか見ることができない。僕にとって女性とのコミュニケーションはすべて「その後、セックスができるか」でしか考えていない。でも、その罪悪感にもゾクゾクするし、他の男ができない「良い思い」ができている事実に震える。

年上の彼女が二人いて、いつでも金と身体を預けてくれて、合間のスパイス若い女を好き勝手に抱く。倫理的には許されなくても、この生活を手放すことができない。

でも、心の奥ではごく普通幸せカップルを築きたいとも思っている。だけど、相手がいないし、今の状態の快感がそれを上回ってしまうのだ。いったい僕はどうしたらいいのだろうか?

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