あれを見て「本人は差別の意図がなかったとのこと」とか「差別ともとれる表現」という言い回しとかが大量に見られて、正直同意できないでいる。
揺れている各位の解釈でもその大多数は、FIFAの広範に取る基準に照らしてアウトであることには異論は比較的少ないようだ。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20140314-OYT1T01219.htm
これの
「ゴール裏は自分たちのエリア。他の人たち、特に外国人が入ってくるのは困る」
とある。これを信じて、ここではその仮定でひとまず進める。
これが、まず
「ゴール裏は自分たちのエリア。他の人たち(日本人と外国人がまったく同様に)が入ってくるのは困る」
であり、かつ、これその通りの文面を日本語とその正確な英訳文が掲示されていたとする。
もちろん、これが人種差別案件としては扱われなかったと思われるし、それに類する扱いとしても、人種差別という観点でここまでの問題にはならなかったであろう。
これなら、人種差別じゃないだろ、と言う意見にはある程度同意する。
しかし、実際は「特に外国人が」が入っている。外国人を特に排斥する意図が明確に現れている。
「ゴール裏は自分たちのエリア。他の人たち(日本人と外国人がまったく同様に)が入ってくるのは困る」
の現れとして、
「Japanese Only」というのを掲げたとしよう。この場合の意図は「日本語がどうの」という意図ではなかったことはよい明白となる。
従って、「常識的に外国人お断り」という意味に取られることは常識で判断できる。
※彼らが本当に、そういう意味になることを理解できていなかった可能性はここでは否定しない。
若干脱線しよう「誰が見てもこんな至近距離で拳銃を撃ったら相手が死ぬとわかるだろう」事案で「本人がそうならないと信じていた場合」、
「刑罰とならないのは、責任能力がないと思われる場合で(児童等で判断力がない場合はとりあえずここでは除外して考える)。責任能力があるとされる場合裁判をやればまず、他の証拠を含めた評価として、責任回避で出任せの嘘をついていると見なされるか、100%の嘘ではないとしても、常識的に結果が高い確度で予期できるわけだから、せいぜい未必の故意に見てもらえれば上出来であろう。
そして前述のことが再確認される。
「ゴール裏は自分たちのエリア。他の人たち(日本人と外国人がまったく同様に)が入ってくるのは困る」
の現れとして、
「Japanese Only」というのを掲げたとしよう。この場合の意図は
従って、この「Japanese Only」の部分は「外国人お断り」を意味していたと-例え他の何か適切な表現を書く英語力がなくてそれしかかけなかったとしても-当然予想することができたわけだ。
しかし、前述の通り、公表された意図には「特に外国人は」とあり、一例として、日本語の達者な日本国籍のない人がいても結果的に向けられてしまう表現になっているわけだ。しかも、会場のどこかにはあったのかもしれないが、「同等に内輪以外の日本人サポもよってくんな」という掲示が日本語ですらあったかというと、そんな話はみかけないが、あったら教えてもらいたいが、なかったのなら、つまり、外国人に入ってくるな、という意図だけが伝わるようなことをして、それは当人の意図の通りそのものであった(他は内心には思ってても同等の横断幕表現等をしなかった)。
整理すると、
彼らの意図のうち「外国人お断り」の部分を「外国人お断り」だけが伝わる形で表現した。
つまり彼らは「外国人お断り」の意図で「Japanese Only」を書いた似すぎない。
彼らの主張は、もしかすると、ただの言い訳かもしらない。彼らの行為が「人種差別」の類いになることを本当に知らなかったお馬鹿さんである可能性もある。
しかし、繰り返すが、記事に従えば、
彼らの意図のうち「外国人お断り」の部分を「外国人お断り」だけが伝わる形で表現した。
これは客観的に評価すれば、どっからどう見ても、(彼らがそれが差別にあたると思っていなかったとしても)
繰り返すようだが、
「差別の意図があって」「差別の表現をした」のは間違いない。 だけど、その2つは繋がってなくて、後者のほうが過剰な意味で受け取られてしまっている。 コンビニの冷凍庫に入った...