2011-11-12

24にしてヴァイオリンを初めて弾いてきた

せっかくの晴れた休日彼女デート・・・はいかず、適当散歩することにした。

で、某ショッピングセンターにある某楽器店で体験会を開催していたので、お子様に混じりながら恥を掻き捨て参加したわけだ。

もともと楽器経験あるのだが、弦楽器は弾いたことがない。

吹奏経験のある楽器も数年ぶりに吹いてみた。よく響く場所だったが、鈍りは明らかだった。

言い訳になるが、楽器それ自体にも奏者との相性があり、もっと詳しく見ればマウスピースリガチャーリードの組み合わせなどが重要であり、体験会に出すのだから、あまりいいものではなかったのかもしれない。弘法は筆を選ばずというが、それはどんな筆でも平均以上の実力を出せるというほどのニュアンスだ。

と書いてみたものの、今回はリードの厚み自体に難があった(普段は3-1/2を使っていたのだが、今日は2-1/2でも厳しかった)ので、こういう釈明に意味はない。お姉さんは経験者と承知の上でもなお「良く鳴りますね~」とおっしゃったが、営業トークのたぐいだろう。また、屋外で冷えていたため、楽器ピッチが低くてあまり吹く気にならなかったというのも、正直な感想だ。冬場は管楽器奏者にとっても厳しい。

とまあ、はっきりと衰えを突きつけられた自分に嫌気が差しせっかくだからヴァイオリンを弾いてみようと思った次第。

構え方を教えてもらい、いざ弓を弾いてみると、初心者特有、あるいは冗談音楽前衛音楽に見られるような、また、黒板をひっかくような音がした。前者は計算してやっているのだから比較するのはおかしいかもしれないが。

なんでも、弦に平行に、力を込めずにやるのがいいようだ(ヴァイオリン指導者は休暇をとっていたようで、対応した人も具体的なアドバイスまでは至ってなかった)というので、そのとおりに2,3度試行錯誤するとちょっといい音がした。弦が、伸びたゴムひもを指で弾いたように震え、倍音が聞こえた。お姉さんの言葉を額面通り受け取れば、上達が早いらしい。

気分が良くなったのでしばらく適当に弾いてみた。運指は聞いてみたがわからないらしいので(いいのかそれで^^;)、勘を頼りに鳴らした。やはり運弓法がわからないと難しい。弾いていた間では、どうすればクラシック音楽のような早いパッセージが弾けるのか理解できなかった。

それと、構えてみれば自ずと分かるのだが、耳元で音が鳴るというのはやはり新鮮な体験だった。あれを幼児からやるというのは、なるほど耳が鋭くなるのも頷ける。

気づいたら30分ぐらい時間を忘れて弾いていたので、さすがにまずいと思い後にすることにした。おっさんが場を独占していたら子供たちが寄り付かないだろうから、とっとと退場することにした。

そいで、アンケート書いて、名刺もらって、帰ってきたのが今だ。

ひとつ、謝りたい。

お姉さん、私は仕事をしていると言いましたが、フリーターです。嘘は吐いてませんが、私のゴミのようなプライドのために、多少大袈裟表現を用いたこと、お許しください。

  • 4歳から習ってた者だけど、「両手を離しても大丈夫なんだよ、ホラ」ってやると慌てて支えようと手をだしてきてそれから盛大に驚いてくれるので面白い。 弾いていた間では、どうす...

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