自分の基本スタンスは、あの条例は賛成できなかったが、表現規制は必ずしも否定しない(性・暴力ともに)。
特に1)は個人の主張である。信念であるうちはいいんだけど、それが「実証的に証明された」例があったら教えてくれ。え、規制が緩い国の方が犯罪率が低いとかいうデータがある?それは示唆するデータであることははっきり認めるけど、国が違うデータ等を使って「日本でもそうなる」と応用できると言い切れるデータなの?そして、そもそも、相関関係は因果関係ではないですよ。それらを総合してまともに使えるデータはどっかにあるんですか?
自分が見てきたデータからすると、「エロを抑止しても犯罪効果につながる可能性は低い」「エロ規制が犯罪を抑止する証拠はない」「エロを開放すると犯罪率が減る可能性を示唆するものはある」けど、それ以上じゃない。条例反対運動で「エロ規制が犯罪を抑止しないとわかっている」と批判している人がいて、それはいいんだけど、それと同じ口で「エロが犯罪を抑止する」「エロを規制するとかえって治安が悪化する」って言いきるのは、正直「あんた大丈夫?」って思ってしまう。きもい。
3)エロ嫌な人への見下し
条例推進派の発言等にも多々見苦しいものはあったが「エロに免疫なく育った人とあったことがあるが人間的に云々」と非常に小馬鹿にした発言が散見されたが、エロ免疫なしで育ってもまともな人はちゃんと自分の知ってる中にもいる。性教育についてはある程度教えた方がいいだろうという立場だが、それ以外のエロコンテンツに触れておかなかった人間がそんなに見下されるような人間とひとくくりにされると、なんだその傲慢なカテゴライズは、という印象はぬぐえない。エロを知ってても嫌いな人は少なからず(どちらかというと女性に多いか)はいるが、それが何か問題なのか?エロが氾濫することを嫌う主張だって意見としては尊重されていいはずだ。棚が分けられたって封がしてあったってコンビニに並んでるエロ本の表紙が並んでいるんだっていやな人はいる。そういう人はおろかなのか、そういう人は今時マイノリティだから我慢して生きるべきなのか。少なくとも「そういう人とも折り合って生きられる社会のルールってなんだろね」ってかんがえられないようならダメじゃね?すでに都条例は通ってしまったが、こういう私から見るとキモい言動をするのは、運動の内側のオナニーにはなるかもしらんが、外向けの運動としてはマイナスはあっても(現実問題マイナスはたいしてないだろうが)、まず、プラスにはならんと思う。