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2009-05-20

ほいほいと変わる政党支持に違和感

うちは地方兼業農家で、昔から自民党に票を入れるようにしてきた。

なので、選挙での政党選びはきわめて固定的でその家の宗教のように基本的に普遍のもののような認識

おそらく次自民党に入れる。

ということで、「代表が替わったから今度は民主党に入れよう」って世論には違和感を感じる。

まあ俺の方がマイノリティでしょうけども。

2009-01-13

農家がこの先生きのこるには

おれんちは栃木県典型的兼業農家で、

田んぼは30,000m^2くらいある。

主に稲作しかしてないのでほとんどの期間で田んぼが使われていない。

話を聞くと稲作のコストと売り上げはほとんどとんとんで、

利益のためにやっている感じではない。

せっかくの資産があるのにうまく回転できてない感じがするのです。

あなたなーらどうするー?

2009-01-08

ネットを見てると農業企業参入をすれば、旧来の縛りから自由になってビジネスチャンスが生まれるんだーという意見が多くて、農家の多い集落で育ったのでなんか違うなーと思ったりする。

農業一本で食ってる家なんてあまり見ないし、大抵が兼業でやってる。三ちゃん農業なんて言われて久しいけどそんな感じ。

じいさんばあさんが主に畑仕事をやって、父ちゃん母ちゃんが外に働きに出て土日やら農繁期やら手伝ってる。時にはせがれとか親戚も駆り出されてる。

近所で一番農地を持ってると言われてる家でさえもそういう兼業農家でした。

農地道路やお店の土地として売れると羨ましいと聞いたことがあるね。まあ、偶々その土地に決まっただけで大抵の場合売ろうにも使い勝手が悪くて売れないみたいだけど。

うちの地元減反対策か何かで果樹やハウス栽培をそれなりにやってるうちが多かったんだけど、ここ10年くらいの印象だとハウスを畳んだり、果樹を伐ってる家が増えたなぁと思う。大抵育てやすい田んぼか自家用の野菜畑に変わるけど、中には荒らしたり、樹を植えてたりするところもあったりする。担い手が高齢者だからさもありなんといった感じ。入院やら葬式やらがあったら特にね。あと、手入れも大変だし。さっき書いた大きめの畑持ちも10棟あったハウスが3棟くらいにいつの間にか減ってたなぁ。

と言っても悪いことばかりでもなくて、老人が畑仕事をしてる所為か、腰が痛いと言ったり乳母車を押してたりしてても死ななそうなくらいピンピンしてる。逆に入院したりすると目も当てられないことになるけど。

あと、三世帯居住で年金とか複数収入があるからか危急存亡の危機のような逼迫はしてないみたい。この前、とある農村に行ったら子供らが集まってPSPモンハンやら遊戯王やらで遊んでたなぁ。まあ、集落の近場に働き口やお店が少ないのがネックかな。

農業に風を吹き込めば農村大丈夫かと言われれば、そうではないなぁという印象。

2008-10-16

高速道に関してかなんとか

http://sankei.jp.msn.com/politics/local/081016/lcl0810161139000-n1.htm

 この騒動から何となく思いついたことを書いてみる。

郊外農村にある実家の近くで高速道が建造中でなんだかなぁと思う

 田んぼのど真ん中突っ切ってるし、つつがなく進んでるからこれとは問題が違うんだが、見てくれが悪くなったり、実際に効果があるんだか怪しかったりとうー・・・んと思う。議員さんやら商工会みたいなところは乗り気みたいだけどさ。

 経済活性化を担うにしても旧町単位ショッピングモールができまくってる過当競争の現状があるし、そもそも兼業農家が多い中で農業に何か意味あるとは思えんし、あとはベッドタウン化するくらいしかメリットが思いつかない。ベッドタウンしても無策なら若者は20-30年後には出て行くだろうから諸手を挙げて賛成とはいかないしと。

 そんなことなら反対していれば良かったじゃないかと言われるかもしれない。けれど、そもそも私が子供の頃以前に決まったことでどうしようもできないし、仮に反対したとして若気の至りでもっと単純な主張だったろうし、「子供政治に巻き込んではいけない」世の中だからね……選挙権を持っておかしいと思っても橋脚がずらーっと並ぶ光景を見ると諦めに似た思いがする。

 だから、20年後辺りにでも無用の長物となったらどうすんだろうと考えてしまう。日本の歴史を見ても大型公共事業の失敗や波に乗れなかった事例なんていくらでもある訳で、高速道が即公共性の高い事業とは判断できないだろうから。失敗した場合、合意がなされたならまだしも、所有権・利用権を否定、強権発動してまで造ったものの価値って何なんだろう。成功すればいいの勝てば官軍なんだろうか・・・・・・・

2008-08-04

母の語った「有能な嫁」

大学生、男。

この前実家に帰った時に、母が「自分は有能な嫁だった」というようなことを喋っていた。

なぜ有能なのか、と問うてみると、次のようなことを挙げてくれた。

・長男に嫁いできて、積極的に農作業を手伝った。(うちは兼業農家

セックスしたら、すぐに妊娠した。(不妊ではなかった)

・男ばっかり産んだ。(うちの兄弟は全員男)

・産んだ子供は、みんな普通に育った。(障害を持っていなかった)

田舎とはいえ、こういう理由を挙げられて僕は少なからず驚いた。

母は1960年前後に生まれた、いわば団塊世代とそのJr世代の中間的な世代に当たる。

そのような世代でも、こんな保守的な考え方、すなわち「女は跡継ぎを産んで子育て家事をすればいい」というような考え方をしているということに驚いた。

そして上記の”有能な理由”は、母が姑や舅に評価されることを前提とした物ばかりである。

今の人たちなら、「有能である」と言われれば、英語が話せるとか、仕事ができるとか、そういうことを思い浮かべるように思う。つまり自身の能力について述べることが多い。

しかし、母のいう”有能”は、ほとんど偶発的な事項、すなわち「不妊ではなかった」、「女を産まなかった」、「障害児を産まなかった」、ということに重点を置かれていた。

これは母が常に”見られる存在”であったことを示している。

田舎ではよくあることだが、どこどこの人が不妊だとか、離婚したとか、そういうゴシップご近所さんを通じて地域コミュニティにくまなく広がる。

母の”見られる”という感覚はそこまで意識していたのではないか、とすら思える。

この話を聞いて、田舎での女性の立場の弱さや、コミュニティから”見られる”恐ろしさを改めて痛感した。

まあそんな母も「有能であった」が故に、今では家庭の実権を握っているのもまた事実な訳だけれども。

2008-06-04

http://anond.hatelabo.jp/20080604222857

値段のないものに値をつけて、それを吊り上げ続けたりねー。

農家漁師などの一次産業より、商社人間のほうが給与が高いことに納得できんなぁ。

利益の量はリスクに比例するべきで、一産業の場合は生産者じゃないの? 補助金関係なんかなぁ。

以前見た元サラリーマン農業の人のインタビューで「東京サラリーマンより少ないですけど、妥当な年収です」との一文を見た。

このまま食料の値が上がり続けたら、大多数の関東の人たちはどうなるんだろ? うちは兼業農家だから糊口を凌ぐくらいの米野菜は作ってるんだけど。

2007-01-28

工場で働くか、農家を継ぐべきか。いずれにしろワーキングプアっぽい

26歳。高卒仕事がなくて、東京へ出てフリーターをやっていた。いまは派遣でとある地方の工場労働者をやっている。年収は200万いかないぐらいか。いわゆるワーキングプアでは無いと思いたい。

実家は稲作農家だけど、とても農業だけでは食って行けないと聞いていた。農業収入は年間100万ぐらいで、親父が工場で働いておふくろがパートに出て、なんとか俺らを育ててくれたみたいだ。子供に金がかからなくなったんで、親父は工場を早期退職制度で辞めて(つか辞めさせられて)、今は稲作一本でちょっと規模を拡大して200万ぐらい稼いでるらしい。だけど年も年だし、俺の所に声がかかってる。

実家に帰るとしたら、年老いたじいちゃんとばあちゃんに、もう60を越える親父と60に近いおふくろを、ほぼ一人で支えなければならないみたい。まわりでもこんな世帯が多くて、実家のある集落は、50歳以上の人間しかいないとのこと。耕作を放棄する家もあり、農地を守るために耕作できる人を探しているような状態でもあるようだ。ここでいっちょ若い俺がさらに規模を拡大して、とも思うのだが、農家の息子だけど農作業経験はあまりないし、そうするにしても正直先行きが不安だ。

コメだけで食っていくにはやはり厳しいだろうし、施設農業を始めるにも先立つものが無い。日本人人口は減る一方だし、国内の食料需要が伸びる余地はないだろう。実家のあたりが南魚沼みたいなコメブランド産地であれば良いけど、何の変哲もない一地方だ。北海道見たいに大規模に農業をやれば、という考えもあるが、農産物価格がさらに下落すれば、北海道だって危ないのは、日豪EPAで懸念されている通り。

コメを輸出するってったって、安いカリフォルニア米やオーストラリア米にはとうていかなわないだろう。そもそも、コメを食ってる国は経済発展中のアジアが多いし、食ってるコメタイ米みたいな長粒種が主流で、日本コメ見たいなのはそんなに多くない。肝心の国内の米価はバブル崩壊以降、下がる一方で、まぁ戦後の農地解放と食料増産、その後のコメ余り状況の中で、自民党の票田として機能してきたうちみたいな零細兼業農家を、米価維持政策で温存してきたツケが、今になって噴き出しているとも思うわけで、うちみたいな農家はもうその役割を終えて滅びる時なのかもしれない。

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